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雨の土曜日、ナディアパークにて指揮者・井村誠貴さんの取材。

大阪音楽大学在学中よりオペラ指揮者として研鑽を積み、
現在までにレパートリーは50演目を超えるなど、その地位を確立している井村さん。
国内主要オーケストラやオペラ管弦楽団での客演はもちろん、
近年はミュージカルにも活動の場を広げ、「マイ・フェアレディ」「レ・ミゼラブル」「キャバレー」などのロングラン公演全国ツアーを成功させています。

そんな華麗なる経歴を持つ気鋭の指揮者にオペレッタの話を聞くー。
これが緊張せずにいられるでしょうか。
しかし、ご本人にお目にかかりお話が進むにつれて、そんな心配は吹き飛びました。
オペレッタの魅力、天才作曲家ヨハン・シュトラウスの当時の売れっ子ぶりなどなど、
クラシック音楽に詳しくない私にもわかりやすくお話しくださる井村さん。
その気さくで軽妙な語り口にぐいぐい引き込まれ、どんどん前のめりになっていきました。
取材が終わる頃には井村さんが振る「こうもり序曲」を早く聴きたい衝動に駆られ、
取り急ぎiPodで別の指揮者のバージョンを流しながら帰路についた次第です。
ああ、早く生のオケで聴きたい!(もちろん、序曲だけでなく全編楽しみです!)

井村誠貴さんのインタビューは、MEG1月号に掲載予定です。

<公演情報>
’13 2/22 FRIDAY〜24 SUNDAY
名古屋市文化振興事業団2013年企画公演
「オペレッタ こうもり」
■ 会場/名古屋市青少年文化センター アートピアホール
■ 開演/2月22日(金)18:30、23日(土)24日(日)11:00、16:00
■ 料金/S¥5,000(1F) A¥4,000(2F)
■ お問合せ/名古屋市文化振興事業団 TEL.052-249-9387

(INABA)



11/3~5に中日劇場で上演のミュージカル「THE WIZ~オズの魔法使い~」で主演を務める、増田有華さん(AKB48)の記者懇談会にお邪魔しました。

歌唱力には定評のある増田さんは、AKBプロジェクト総勢186人の中から、オーディションで主役に選ばれた実力派。AKB48のメンバーとして常に仲間と競い合うという環境にいる彼女は、演じるドロシー役に自らを投影させています。様々な苦難、自分の至らないところ、それらを克服して幸せを勝ち取る。そして自分だけの力ではなく、仲間に支えられて生きてゆく。そんなところが今の彼女自身とオーバーラップして、役にも入り込めているようです。また演出・宮本亜門さんの下で、日々成長を遂げていっている様が手に取るように伝わりました。「日本中を超元気にする」というこのミュージカルのテーマを増田さん自身が体現している、そう感じさせる取材でした。

(FUKUMURA)

<公演情報>
11/3(SATURDAY・HOLIDAY)~5(MONDAY)
「THE WIZ~オズの魔法使い~」【名古屋公演】
翻訳演出:宮本亜門
出演:増田有華(AKB48)、ISSA、良知真次、エハラマサヒロ
    森公美子、小柳ゆき、ジョンテ モーニング、瀬戸カトリーヌ
    吉田メタル、丞威、永瀬匡
■会場/中日劇場
■開演/11/3(土・祝)12:00、17:00 11/4(日)、5(月)12:00
■料金/S席 ¥12,500、A席 ¥9,500
■お問合せ/メ~テレ・イベント事業部 052-331-9966(月~金 10:00~18:00)



「水曜どうでしょう」の“ミスター”でおなじみ、鈴井貴之が演出を手掛ける舞台「樹海 -SEA OF THE TREE-」のオフィシャル記事が届きました。行こうかどうか迷っている方、是非読んでみてください。名古屋公演は10/13(土)・14(日)、名鉄ホール。

映画監督、構成作家、「TEAM NACS」等が所属する事務所会長、そして北海道発ながら全国で放送されている「水曜どうでしょう」の“ミスター”…と、さまざまな顔をもつ鈴井貴之。そんな彼の現在の顔は「演出家」。この秋、2年ぶりに舞台の作・演出を手掛ける。タイトルは「樹海」、そのタイトルからはどうしても「堅苦しい内容なんじゃないか」「難しいテーマなんじゃないか」と、ちょっとかまえてしまう舞台を想像する。ところが…「稽古場は毎日爆笑です。」と鈴井は笑う。
自殺をしようと樹海を訪れるひとりの女が、森の中で3人の自殺志願者と鉢合わせをしてしまう、というなんともコミカルな設定。この4人を演じるのは、岡田達也、佐藤めぐみ、井之上隆志、石井正則という実力派俳優たちだ。
「僕、稽古が嫌いで(笑)稽古に入る前はたいてい『めんどくさいなー』って言ってるんですよ。」ところが、最初から全力で爆笑をとりにいく・・・いやいや、全力で演技にとりくむ出演者たちに刺激を受けたようで「僕の登場で場をかっさらうはずだったのに、ハードルを上げられてしまってます。」と焦りもみせる。
そう、今回、俳優として舞台にも立つ。演じるのは、赤いきつねだ。「最近、故郷である北海道の赤平で森を開拓していて、木を一本切るのでも罪悪感を感じちゃう。樹海もきっとそうで、たくさんの“生”があるのに、その“生”を我々が勝手に壊したあげく、そこで“死”をえらぶ。人間のエゴですよね。」それを指摘するための声なきモノの声として、赤いきつねと緑のたぬき(納谷真大)を台本に加えた。
年間、3万人にものぼる自殺者。行為に及ばなくとも、死んでしまおうかな、と考えてしまうこともあるだろう。この舞台を通じて、その思いがふっとやわらげられれば、と鈴井は考える。「死にたいと思っている人には、ちょっと待ってみようよ。そこで解決するのではなく、先送りしてもいいよ、と言ってあげたい。待っていたらそのうち『なんでこんなに思いこんでいるんだろう』と思えるから」

<公演情報>
10/13(SATURDAY)・14(SUNDAY)
「樹海 -SEA of THE TREE-」【名古屋公演】
作・演出:鈴井貴之
出演:岡田達也(キャラメルボックス)、佐藤めぐみ、井之上隆志、石井正則
■会場/名鉄ホール
■開演/10/13(土)19:00 10/14(日)14:00
■料金/全席指定¥6,500
■お問合せ/中京テレビ事業 TEL052-957-3333(平日9:30~17:30)
公式HP:http://jukai-stage.jp/

(FUKUMURA)



先日は愛知県芸術劇場で、津軽三味線奏者の上妻宏光さんの取材。

一見は無口で、もしかしたらちょっとコワイ人かと思いきや、非常に誠実でジェントルな大人の男性。そして取材の第一印象は、上妻さんほど津軽三味線を愛している人はいないんじゃないか、ということ。様々なミュージシャンとのコラボレーションやご自身も作曲をすることもあり、上妻さんは津軽三味線奏者の中で“異端“と呼ばれることもある。しかし実際に上妻さんの曲を聴くと、奇をてらうわけでもなく、頑なに津軽三味線の良さを伝えようという姿勢ばかりが伝わってくる。つまりそれは、津軽三味線への敬意に他ならない。その良さを伝えるには、コンサートやCDによって多くの人の耳に留まることも大切。様々なコラボレーションによって、音色や楽器そのものの比較もされることだろう。結果、上妻さんは津軽三味線の認知度や普及に多大な貢献をすることになる。
そんな矛盾がありながらも、上妻さんのスタンスは微動だにしない。

実直で不器用なホンモノの男、取材の終わりには上妻さんの印象がそんな風に変わっていた。

上妻宏光さんのインタビューは、MEG11月発行号に掲載します。

<公演情報>
’13 3/31 SUNDAY
「上妻宏光 Concert Tour 2013 楔-KUSABI-」
■会場/愛知県産業労働センター 大ホール (ウインクあいち)
■開演/16:00
■料金/¥6,000(全席指定、税込)
■お問い合せ/キョードー東海 TEL052-972-7466

(FUKUMURA)



9/15(土) 岐阜県可児市の可児市文化創造センター(通称:ala)で行われた「森山威男ジャズナイト2012」にお邪魔しました。ala開館以来、毎年9月の恒例となっているこのコンサートには、可児市のファンはもちろん、全国からファンが集まってきます。今年も九州からいらっしゃった熱狂的なファンがいらっしゃったようです。

森山さんといえば「山下洋輔トリオ」。’70年代の初めにはトリオでヨーロッパツアーも敢行し、大反響を呼びました。昨年MEGに掲載したインタビューにもありますが、東京芸大在学中、自分の進む道に迷った時に出会ったのが山下さん。山下さんの “とにかく思いっ切りドラムを叩けばいいんだ!” との言葉に、ジャズに生きる道を見つけたとのことです。そのスタイルは今もなお健在、というかバリバリの現役! 9人編成のバンドの中で一番働いておられました。森山さんのドラムは、リズムを刻むというよりも各楽器との「会話」を重視しているよう。相手からの「言葉」を森山さんは常に倍返しで応える。このやり取りがたまらない。

何よりも森山さんが生き生きと嬉しそうにドラムを叩く姿が、実に爽快でした。
ちなみに出演者は以下の通り。日本を代表するプレイヤー達とのバトルを堪能しました。

【森山威男ジャズナイト2012 出演者】 
森山威男(ds) 岡崎好朗(tp) 中路英明(tb) 渡辺ファイアー(as) 川嶋哲郎(ts) 
田中邦和(bs) 佐藤芳明(acc) 田中信正(p) 加藤真一(b)

(FUKUMURA)