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2025年07月05日 内覧会レポート〉大カプコン展―世界を魅了するゲームクリエイション
「ストリートファイター」「バイオハザード」「モンスターハンター」などの人気シリーズを開発してきたゲームメーカー「カプコン」の優れたクリエイションをひもとく展覧会が名古屋市美術館で開幕した。ここでは初日前日に行われた内覧会の様子をレポートします!
全体は3つの主要パート+ボーナスステージ&ファイナルラウンドで構成されている。会場に入るとまず人気キャラクターたちのアニメーションが来場者をお出迎え。気分もアガる! ラウンド1「カプコンゲームクロニクル」ではゲーム業界の雄カプコンという企業の歴史、主要タイトルのキャラクターに関する開発資料、歴代タイトルのパッケージに採用されたイラストの原画や発売当時のポスターなどが展示され、この企画が美術館で開催されていることにも理解が深まる。

ポスター、パッケージ展示©️CAPCOM
ラウンド2「テクノロジーとアイデアの進化」に移ると、「新旧 波動拳の作り方」と題して「ストリートファイターⅡ」と「ストリートファイター6」を比較するなど、さらにファン垂涎のコーナーが目白押し。また本展は鑑賞するだけでなく体験型の展示も多いのが魅力で、「フェイシャルトラッキングミラー」のコーナーでは鏡のようなモニターの前に座ると、そこに映るキャラクターが来場者に合わせて表情を変化させる。これがリアルタイムで連動するから面白い。

フェイシャルトラッキングミラー©️CAPCOM
後半に進むと他にも、ゲーム開発に欠かせない技術を気軽に疑似体験できる「モーションキャプチャーミラー」があり、全身で楽しめるだけに子どもも大人もハマりそう。さらにドット絵を制作体験できる「カプコンピクセルラボ」にも思わず熱くなる!

モーションキャプチャーミラー©️CAPCOM
ラウンド3「ファンタジーとリアリティ」でもプロジェクションマッピングなどの技術が間近で見られ、ゲーム開発の発展はテクノロジーの進化とともにあることが実感できる。株式会社カプコンのプロデューサ・牧野泰之さんも会見で述べていたとおり、最新のデジタル技術を駆使したゲーム開発の裏側を知ることは、ゲームファンやその道を志す人に限らず、さまざまな分野のクリエイターにも大きな刺激や学びとなるはず。開発者たちのインタビュー映像などもあるので、何かを生み出すことへの情熱や喜びを感じてほしい。

プロジェクションマッピング©️CAPCOM
なお、展覧会グッズも充実。名古屋会場から追加された新作もあるので要チェック!
◎Interview&Text/小島祐未子
7/5 SATURDAY~9/7 SUNDAY【チケット発売中】
大カプコン展―世界を魅了するゲームクリエイション
■会場/名古屋市美術館
■開館時間/9:30~17:00
※金曜日は20時まで。入場は閉館30分前まで。
■休館日/毎週月曜日、7月22日(火)
※7月21日(月)、8月11日(月)は開館。
■料金(税込)/当日 一般¥2,500 当日高大生¥1,800 当日小中生¥500
■お問合せ/事務局 TEL.052-955-6791(開館日9:30~17:00 ※金曜日~20:00)
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