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今年5回目となるフェニーチェ堺「鳳凰亭」での桂かい枝独演会。今回は江戸古典落語の不朽の名作といわれる「芝浜」を披露。
今回で5回目となる独演会ですが、上方落語では珍しい「芝浜」を演じられるのが楽しみですが、選ばれた理由を教えてください。
江戸落語の名作古典で、過去の伝説的な師匠方も演じておられる大ネタですが、題名が「芝浜」で、字のごとく、東京の芝の海辺が舞台になっています。なのであまり関西で演じる落語家さんが少ないんじゃないですかね。でも内容はとても良くできていて、夫婦がお互いを思い合うということはどういう事なのか?LOVE以上の何かを物語っているようで、じんわり夫婦愛というものを味わっていただける噺です。
芝浜は江戸の落語だから関西(上方)では演じにくいということだったんですか?
上方では「芝浜」をアレンジした「夢の皮財布」という噺がよく演じられていますが、そのまま「芝浜」を演じる上方落語家さんもいるんです。今回演じさせていただくのは笑福亭鶴瓶師匠のバージョンを私なりにアレンジしたものになります。教えていただいた型に自作のギャグや演出をくわえたオリジナリティ溢れる「シン芝浜」ともいうべきネタになっています。
独演会では挑戦的な演目を選ばれたということなんですよね?
そんなに深刻ではなくて、関西ではなかなか演じられない「芝浜」を、関西の人にも笑って泣いていただける工夫をして、ぜひ楽しんでもらいたいと選びました。なかなか聴く機会も少ないのでぜひ独演会にいらしてください
フェニーチェ堺での落語オンリーの独演会は、かい枝さんにとってどんな存在ですか?
私たちのホームである天満天神繁昌亭や神戸新開地喜楽館とは違って、日ごろオペラやクラシック音楽を楽しんでおられるお客様の多い会場ですから、やはり違った緊張感があります。いわゆる目の肥えたお客様が多いという印象です。それだけに新たなお客様も多いわけで、気合を入れて臨まないと、と毎年思っています。
芸歴33周年を迎えられて、今後の抱負などをお聞かせください。
今は寄席はもちろんですが、「なんばグランド花月」や、東京の「ルミネザよしもと」にも定期的に出演の機会が増えてきました。落語ファン以外のお笑い好きの方々に、もっと落語の面白さを知ってほしいという願いです。そういう意味では落語会以外のテレビやラジオで一世を風靡された桂文珍さんのようなマルチな活動を続けていきたいです。入門の時に文珍師匠のような落語家になりたくて、その師匠である五代目桂文枝に入門しましたから。英語落語や、やさしい日本語落語などにも力を入れていきたいと思っています。
最後にフェニーチェ堺での独演会に期待するファンの皆さんにひと言お願いします。
フェニーチェ堺での独演会も5回目を迎えられるのは、堺のお客様の応援あってのことと感謝しています。今回は江戸落語の大ネタ「芝浜」に挑戦します。他二席と共に、また新たな桂かい枝を楽しんでいただける内容にしたいと思っています。ぜひお越しください。笑って、そして泣かせます。
取材・文 石原 卓
10/25 SUNDAY
桂かい枝独演会
チケット発売中
◎出演/桂かい枝 ほか
◎会場/フェニーチェ堺小ホール
◎開演/14:00
◎料金/3,500円
◎お問合せ/堺市文化振興財団チケットセンター
0570-08-0089(10:00-18:00)











