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「水曜日のカンパネラ」スペシャルインタビュー取材日:2026.04.14
ボーカリストがコムアイから詩羽へと体制が変わり、
音楽性も大きく舵を切った水曜日のカンパネラ。
その変化の背景には何があったのか。
主演・歌唱の詩羽とサウンドプロデューサーのケンモチヒデフミに、
ポップへと振り切った理由、詩羽の声の強み、
そして会場によってパフォーマンスを変えるライブの手応えなどを聞きました。
水曜日のカンパネラの楽曲は、コムアイさんがいらっしゃる頃はちょっとオルタナティブな雰囲気が漂っているように思ったのですが、詩羽さんに代替わりされた時の第一印象はキレキレだなという感じでした。歌の雰囲気もがらっと変わっているんだけれども、コムアイさんの頃からの統一性も感じられて、そのあたりはケンモチさんはどうお考えですか?
ケンモチ:最初に水曜日のカンパネラが立ち上がった時は、メインカルチャーでヒットしているJ-POPには食い込んでいけないだろうなとは思っていて、もうちょっとサブカル的に、メインストリームの人たちがやっていないことを組み込んで、自分たちができるポップスをやってみるのが面白いんじゃないかというスタンスでやっていました。コロナ禍前からコムアイのやりたいことと、水曜日のカンパネラのやれることの乖離がちょっとあって、コロナ禍に入ってから半年くらいで「今、活動も少し落ち着いているので、これを機に離れようかなと思っています」という相談を受けて、じゃあどうしようかといろんな人に声をかけている中で詩羽に出会いました。詩羽の魅力を存分に生かすために僕らができることは何なのかなといろいろ考えて、今だったら音楽も全力でポップに振り切って、可愛くて面白くて楽しいということにチャレンジできるのではないかなと、音楽性もいろいろ変えて今に至るという感じですね。
詩羽さんは二代目として入られて、どうですか。聴いている人たちにどういうことを伝えたいとか、そういった思いはありますか?
詩羽:歌で伝えるというよりは、私が楽しくステージを作り上げていく中で、自分を好きでいられる方法の一つとして、自分の頑張りを認めたり、自分のことを信じる自分がステージに立つことで「これも一つの正しさだからね」ということを皆さんに伝えている感じです。
詩羽さんは歌い方で気をつけていることや、重きを置いていることはありますか?
詩羽:毎回、曲によって自分のいろんな引き出しを開けて歌い方を分けていて、それぞれの曲がキャラクター性を持つように歌うようにしている感じです。いろんな方から「聞き取りやすい」とか、「ラップも耳に入ってきやすい」と言っていただけるのですが、多分、それはシンプルな声質だからだと思います。通る声だからこそ、ラップ調になっても割とはっきり聞こえるのかなと思います。
聞こえやすい声質だと、ソングライティングの幅が広がりますか?
ケンモチ:そうですね。歌は練習してうまくなることもありますが、持って生まれた声質は特別なのでソングライティングには大きく影響しています。詩羽はパーッと抜ける声なので、トラックの結構複雑な場面とか、ライブ会場でバックトラックの音が大きくなっているところでも、ちゃんと声が届けられるんですよね。それはすごく大きな魅力だなと思います。
ケンモチさんは、リリースとライブとの相関性について、どんなことを考えていらっしゃいますか?
ケンモチ:普段の生活の中で聴いてもらっても満足感がある曲にしたいなと思いつつ、この曲をライブでお客さんがどういうふうに楽しんでくれるのかなとか、フェスなどで初見のお客さんも盛り上がってもらえるかなということを最近はよく考えるようになりました。いろんなシーンや場所、環境で機能する、盛り上がる曲を作っているという感じかもしれないですね。
ライブには独特の熱量がありますよね。
詩羽:リリースする曲をライブでどう輝やかせるかは、ステージ上で私にしかできないことなので、私次第でどうとでもできることだと思っています。その上で、いろいろ挑戦したり、試したりすることを大事にしていて。フェスなのか、ライブハウスなのか、ホールなのか、その環境によってパフォーマンスを変えたりしています。ワンマンとフェスではお客さんもまた違いますし、毎回違う刺激や挑戦ができるのが私にとってのライブの楽しさですね。
お客さんが毎回違う点で、その時々によって異なる反応が返ってくると思うのですが、印象に残っている瞬間はありますか?
詩羽:韓国で「シャトーブリアン」という曲を初披露したのですが、お客さんが初披露でも「シャトーブリアン!」って叫んでくださったことがありました。言語の壁を超えて音楽でつながっていると強く思えたことが、すごく嬉しかったですね。
今回は「プレミアムライブ」と題したツアーですが、最後にメッセージをお願いします。
ケンモチ:最近は札幌、東京、名古屋、大阪、福岡と大都市が多めになっていたので、今回は、ちょっと離れた街を中心に回るようにしていて。そうすると「普段はライブハウスには行きづらいけど、ホールだったら椅子もあるので見やすい」という方が結構いらして、そういった方々に向けてライブするのが今のカンパネラに合っているかなという感じがしています。MCの時間は座ってもらったりして、ゆっくり過ごしてもらえるのがいいのかなと思っています。
詩羽:今回は、去年やったツアーの先にあるツアーで、去年も実際に回ってみてすごくいいツアーになったなと思っていたので、今年もさらにいいツアーにしたいなと思っています。
◎Interview/福村明弘 ◎Text/岩本和子 ◎Photo/安田慎一
6/7 SUNDAY
「水曜日のカンパネラ プレミアムライブ2026」
■会場/パティオ池鯉鮒(知立市文化会館)かきつばたホール
■開演/17:00
■料金(税込)/全指定席 パティオしーと会員¥5,500 一般¥6,000
■お問合せ/パティオ池鯉鮒(知立市文化会館)TEL.0566-83-8100










