HOME > 清水ミチコのシミズム > 清水ミチコの「シミズム」#86
私にとって1番長く続いてる
レギュラー番組のニッポン放送
「ラジオビバリー昼ズ」。
かれこれもう31年目に突入しました。
と、実はこの辺りは今さっきChatGPTに確認。
こういう事がさっと出るのですから、
もはや手持ちのスマホの中に
有能なマネージャーがいるかのようです。
こんな誰も興味ないような事も熟知ですから。
おい、興味がないとはなんだ。
(このような言い回しはノリツッコミとも呼ばれる。
と、これもChatGPTより)。
ナイツの2人とのおしゃべりはテンポもよく、
自由にボケたりツッこんだりで、
私にとってこんな楽しい時間はありません。
この番組のヘビーリスナーといえば、
業界では爆笑問題の太田さん。
私も爆笑問題のラジオを聞いてるという、
近くて遠い理想的な関係です。
ところが、先日「こないだの放送、
ミッちゃんの返答がとんちんかんだった」と指摘されました。
私はすっかり忘れてましたが、
記憶に自信のある太田くんは、
彼のラジオ番組
TBS「爆笑問題カーボーイ」の中でまた取り上げ、
「だいたいあの3人とも揃ってダメだから。
有楽町(ニッポン放送の所在地)の3バカ」
などと言い放ち、
相方の田中くんが「3バカトリオか?」と言うと、
太田くんがイラっとしながら
「3つってんだからトリオはいらないだろ」。
それを聞いた私もラジオで、
「自分の相方こそ、さっそくバカ疑惑だったよね」と言い、
最終的にはなんだかんだで
「清水ミチコが一番のバカブルドーザー」
と、世にもくだらない今どきバカの応酬が続きました。
コンプライアンスの厳しい時代に、
罵倒しあいながらしかもなぜかいっさい炎上しないのは、
ラジオだからなのかもしれません。
顔が見えないと、
かえってニュアンスが深く伝わるんですよね。
関係性がちゃんとできてて
罵倒しあってるのをわかってくれてることには、
感銘すら受けます。
(誰も聞いてなかったりして)。
これからもラジオでまた、
くだらない事がたくさんできるといいなあ。
