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清水ミチコのシミズム

またお正月に、
8回目の武道館でのコンサートが決まった私ですが、
秋からの週末は全国ツアーもあり、各地に出向いています。
そんな中、「いぬねこなかまフェス」という
イベントに出てきました。
浅田美代子さんや小泉今日子さん、町田康さん、
椿鬼奴さんという気の知れたメンバーとともに、
毎年行っているのですが、今回はなんと、
あの矢野顕子さんの娘さんである、
坂本美雨さんと一緒にダブル矢野顕子さんということで、
弾き語りのモノマネでデュエット。
矢野顕子さんの血筋が日本一濃いヒト(美雨さん)と、
矢野顕子さんへの思いが日本一濃いヒト(私)という、
なかなかレアなコンビの誕生です。
思いついたのは美雨さん。誘ってくれてありがとう!
と、こんな風にラフに参加できるうえ、
動物が大好きなメンバーたちばかりなので、
みんなタダで喜んで参加してるんですよね。
先進国の愛護団体では、
ペットショップの是非が問われているようで、
楽しかった半面、過酷な現実も目の当たりにした
イベントの翌月のこと。
私はネットで海外での小さなニュースを発見して
ホッコリしました。
あのミュージカル「CATS」の作曲者の話です。
こないだ封切られた、
あんまり評判のよろしくはない映画「CATS」を、
ようやっと観に行かれたのだそうですが。
彼はその出来栄えがショックで、深く心が傷つき、
そのまま帰り道をさまよいながら、
ペットショップにたどり着き、

犬を連れて帰ったのだそうです。
ちょっと笑っちゃいました。
CATじゃないんですね。
DOGが、あなたの心をなぐさめてくれるんですね。
DOGよ、ありがとう。
ペットショップが人を救った。
そんなこともあるんだなあ。犬もどんなに嬉しかろう。
そして作曲家の方も犬からのなぐさめは
いかばかりのことだったかなあ。
そしてこの記事を、もしもその映画監督が読んだら、
と思うと、これまたしょっぱい話です。
悲喜こもごもなものですね。