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清水ミチコのシミズム

暑いですねえー!
という挨拶すら聞きたくない今年の猛暑ですが、
皆さんいかがお過ごしですか?
私はなんと先日、
30日間何も食べてない方とお会いしてきました。
もちろん絶食の直後でのご対面、
というわけではないけど、
さすがのスレンダーガイ、
俳優の榎木孝明さん。
「何も食べない」という言葉って、
もはや想像しただけで涼しい世界ですよね。
「満腹・グルメ・食べすぎ」
という響きには、それだけでもう熱が、
カロリーが、おめでた感が渦巻いてるようですが、
飽食と違って小食や断食は、いたってクール。
榎木さんはどこまでも涼しく、
「断食なんて誰だってできますよ。」
と言うのですが、いやいやいや!
そんなコトができたら、
こんなにあらゆるダイエット本、ダイエット品、
ダイエット企画が毎年うるおってるはずはなかろうて。
いつか、内科のお医者さんがこう言ってました。
「『脂肪を落とすために痩せてください。』というと、
患者さんが『無理です』と言うけど、

ただ食べなきゃいいだけなのに。」と。
ただ、“食べない”ってホント難しい。
特に、最近の家にこもる生活にとって、
食べることは最後の楽園であり、
幸せは味覚に、舌先に一番輝いています。
この夏、私が一番好きな部屋は冷蔵庫。
もはや住める。たまに野菜室はスメル。
そんな私なので、
いわゆる、断食してみることは身体にいいらしい、
という健康面よりも、
そこにトライしようという勇気がスゴい!
と尊敬するのです。
榎木さんは「断食はいいことだらけですよ。
集中力や視力、頭も冴えるから、
カンが働いて最適なパフォーマンスができます。」
と涼しく笑ってました。
私は12時間の半日断食や、
人間ドックで24時間絶食の経験ならありますが、
終わるとすぐ(食べなきゃ!コワい!)となっていました。
まずは精神的に自分と向き合い、
鎮めることができねば、ですよねえ。
このコロナ禍で時間に余裕ができた今だからこそ、
トライしてみようか、
それともこのまま冷蔵庫で籠ったままにするか、
いまだ迷ってます。