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NEMOのGood Music A to Z

VOL.35

皆様いかがお過ごし?先日、念願のダブルベッドを購入いたしました。なぜ購入したかを説明するには少し時間を巻き戻して一昨年の夏になりますが、私は猛暑のなか引越しをしました。部屋を散らかしすぎるともう片付ける気力がなくなってしまうタイプの人間ですので、この引越しを機にゴミ屋敷のような部屋を「モテる部屋」に一新したいと思い、オシャレじゃない家具をぜんぶ売り払って、オシャレなマット、小物入れ、椅子、机を買い揃え、実家に眠っていたレコードプレイヤーとスピーカーまで持ってきて、ベッドもフカフカのちょっと高価なおニューベッドを購入し、オシャレな部屋を完成させました。やった!これでモテるぞ!あとは女の子を探すだけだ!と意気込んでいたのですが、あれ?もしかして、このベッド、シングルじゃね?これじゃ、もし女の子が来ても一緒に寝るのにキツキツじゃないか?一番肝心な場所を間違えてしまった!と気づいたのであります。そんなわけで最近、まだまだ使える高価なベッドを泣く泣く手放し、念願のダブルベッドを購入したわけであります。約1年半越しに今ようやく受け入れ態勢ができ、あとは女の子を探すだけなのであります!てなことをこのまえバンドメンバーに話したところ、お前、昔の部屋ホントひどかったよな〜。入り口をベッドで塞いでたもんな〜。笑。と20代の頃の私の部屋を思い出して笑っておりました。そう、振り返ると当時の私は「モテたい」というよりもっとえげつなく「したい」、「する」にはどうしたらいいかを考えておりまして、考え抜いた挙句、玄関を入って3mほどの廊下を歩き8畳の部屋に入るのですが、その8畳の部屋の入り口を塞ぐようにベッドを置いたのです。要するに、そのベッドをまたいで行かないと部屋に入れない。女の子は必然的にベッドを通過しなくてはいけないという画期的なシステムを編み出したのであります。露骨。それを男友達に大発見でもしたかのように自慢していたのであります。ちなみに半年間それで過ごしたのですが、女の子うんぬんではなく、なにより自分が部屋に入るのにいちいちベッドが邪魔。一度コケて出血したこともありました。思えばその時から思考レベルが上がってない気がする…と思う今日この頃であります。そんな、日々モテたいと血の滲むような努力をしている君たちにお届けする1枚はこちら!!

「His Majesty King Funk」 GRANT GREEN 1965年作品
Amazon音楽ランキング 223271位

グラント・グリーンというアメリカ男性ジャズギタリストです。有名なジャズギタリストはたくさんいますが、この人はざっくり言うと「ちょっとマニアック」な領域の人ですね。決してテクニックバリバリで器用なプレイヤーではありませんが「味」があるというか、憎めないというか、私はとても好きなギタリストです。ファンキージャズのくくりであれば知らない人はいないくらい有名なんですけどね。笑。人気もありますのでレコードはそこそこ値段がついているのも多いです。ブルーノートでの作品はジャケットがどれもかっこいいので、2000円以下で見つけたら買ったほうがいいでしょう。このアルバムは私の感覚ですが、彼が調子いい!アルバムだと思います。良いソロとまあまあなソロの時がありますが、このアルバムではずっと良いソロが聴けて気持ちいいです!1979年43歳の若さで心臓発作で亡くなっています。
というわけで今回は、「M.(モテるには)B.(ベッドが)I.(一番)D.(大事っす)的なミュージック」でした!