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NEMOのGood Music A to Z

VOL.05

みなさん、こんにちは。いかがお過ごし?ネモトラボルタのボーカル&ギターのネモです。大雪の影響で東京から長靴が消えてました。どこに行っても売り切れで。おかげで俺の靴下はびっちょびちょのグッチョグチョでした。
というわけで今回も唐突ですが、質問です。みなさんは、女子に「ゴミ」とか「死ね」とか言われたことありますか?俺はけっこうあるんです。笑。それは往々にして俺がゴミなくらい悪かったわけなんですが、なにもそこまで言わなくても…って思いませんか?例えば俺がドが付くMなら、それはちょっとした快感が得られる「お言葉」なのかもしれませんが、あいにく俺は超がつくSなのです。快感どころかマグマがのどちん●までこみ上げてくるくらいの怒りを覚えます。それでも男はぐっとこらえなければなりませんね。理不尽なのは会社だけではないです。そんな我慢のできる男が聴く1枚をご紹介しましょう。

「The Heart of Saturday Night」TOM WAITS(1974年)
Amazon音楽ランキング38221位

トム・ウェイツというアメリカのシンガーソングライターです。「酔いどれ詩人」と言われたりして、ピアノやギターを弾きながら歌うスタイル、作詞作曲もします。これはセカンドアルバムで初期の作品。もう1曲目の出だしからやられますね。このアルバムは全曲良い。JAZZで渋くて…ずっと色褪せない作品です。俺がこの人を初めて知ったのは20歳のとき。ちょうど半年アメリカに留学していた時に、日本人の「ラマン」というあだ名の友達に教えてもらいました。ラマンの話はおいおいしていくとして。笑。彼が聴かせてくれたのはアナログのレコードでした。針を落とし、この1曲目が流れてきたときの衝撃は今でも鮮明に覚えています。トムウェイツの世界観に浸ると、退廃的になりかけた自分にわずかな希望の光がさすというか…「ちきしょー、しょーがねーなー」と言いながらウィスキーを啜りたくなります。女性は強くて頭が良い。男はずっと子供です。がまんがまん!陰でこっそり泣きましょ。笑。みなさんも我慢の限界に達したときは、こっそりこの人のアルバム聴いてみてくださいね!というわけで、今回は「O.お言葉を返す様ですが、をI.言わずにG.ぐっとこらえる男が聞くM.ミュージック」でした!
良かったらまた次回も読んでくださいネ!