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9/15(土) 岐阜県可児市の可児市文化創造センター(通称:ala)で行われた「森山威男ジャズナイト2012」にお邪魔しました。ala開館以来、毎年9月の恒例となっているこのコンサートには、可児市のファンはもちろん、全国からファンが集まってきます。今年も九州からいらっしゃった熱狂的なファンがいらっしゃったようです。

森山さんといえば「山下洋輔トリオ」。’70年代の初めにはトリオでヨーロッパツアーも敢行し、大反響を呼びました。昨年MEGに掲載したインタビューにもありますが、東京芸大在学中、自分の進む道に迷った時に出会ったのが山下さん。山下さんの “とにかく思いっ切りドラムを叩けばいいんだ!” との言葉に、ジャズに生きる道を見つけたとのことです。そのスタイルは今もなお健在、というかバリバリの現役! 9人編成のバンドの中で一番働いておられました。森山さんのドラムは、リズムを刻むというよりも各楽器との「会話」を重視しているよう。相手からの「言葉」を森山さんは常に倍返しで応える。このやり取りがたまらない。

何よりも森山さんが生き生きと嬉しそうにドラムを叩く姿が、実に爽快でした。
ちなみに出演者は以下の通り。日本を代表するプレイヤー達とのバトルを堪能しました。

【森山威男ジャズナイト2012 出演者】 
森山威男(ds) 岡崎好朗(tp) 中路英明(tb) 渡辺ファイアー(as) 川嶋哲郎(ts) 
田中邦和(bs) 佐藤芳明(acc) 田中信正(p) 加藤真一(b)

(FUKUMURA)