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笑いを狙わず、畳み掛けるような展開で笑いを生む。イギリスコメディの真骨頂を体感できる舞台。

清水順二×松本慈子×吉原雅斗 スペシャルインタビュー
 

清水順二が世界で愛される翻訳劇に取り組むユニット「SHY BOYプロデュース」による名作コメディプロジェクト第4弾は、「キャッシュ・オン・デリバリー」。イギリスの喜劇・笑劇作家、マイケル・クーニーの代表作に、注目の若手俳優たちが挑みます。

笑いを狙わず、畳み掛けるような展開で笑いを生む。
イギリスコメディの真骨頂を体感できる舞台。


清水順二(30-DELUX)

清水さんが翻訳劇に特化した演劇プロジェクトを立ち上げたのは、どんな理由からですか?

清水:日本の演劇は、役者のキャラクターに本や演出を寄せていくように作られることも多いのですが、翻訳劇では役者が役に寄っていくしかありません。セリフ量も多いですし、役者としての技量がすごく上がるんです。自分自身も90年代から翻訳劇に多く出演したりイギリスで演劇の勉強をしたりする中で、それを経験しました。だから、若い役者たちに翻訳劇を通してステップアップしてもらいたい。そんな思いから始めました。今回、松本さんと吉原さんが、このカンパニーで翻訳劇しかもイギリスの最高峰のコメディを体感するのは、きっと大きな経験になるんじゃないかと思っています。

松本:海外のコメディ作品に出演するのは初めてです。自分がどうやって観客の皆さんを笑顔にできるんだろうというワクワク感がすごくあります。

吉原:SHY BOYプロデュースで2018年に上演されたときの映像を拝見すると、笑いの文化が異なる海外作品を日本人が笑えるように昇華させた、とても観やすい舞台でした。僕も、その一員になれるように頑張りたいです。

原語の戯曲を日本人に響く言葉に置き換えることで生まれる面白さもありますね。

清水:ですから翻訳者の存在が大切だと思います。僕にとっては小田島恒志先生との出会いがとても大きいです。例えば同じ戯曲でも、小田島版の翻訳は日本人がわかりやすく笑えるようになっています。2019年に上演した「ザ・フォーリナー」では、僕が演じる人物のセリフに「ハエは怖いです」というものがありました。でも英語版では「bee」と書かれているんです。小田島先生は「蜂だと面白くないからハエにしたんだよ」とおっしゃって。確かに、すごい強面の悪いヤツが最終的にハエを怖がるから面白い。お客さんも笑っていましたよ。「キャッシュ・オン・デリバリー」にも、小田島先生のウィットに富んだ表現が随所に散りばめられています。


松本慈子(SKE48)

「キャッシュ・オン・デリバリー」は、ある事情を抱えた男が嘘に嘘を重ねて大騒動を引き起こすノンストップ・コメディ。皆さんが演じる役について教えてください。

松本:私は、主人公エリックの妻リンダを演じます。リンダは、エリックが社会保障手当を不正受給していたことや、それをやめるためにさらに嘘を重ねて事態をこじらせていることを知らぬまま、彼や周囲の人と関わります。泣いたり怒ったり感情の振り幅が大きく私とは正反対の女性なので、新しい自分になれると思って楽しみにしています。

吉原:僕が演じる葬儀屋のミスター・フォーブライトは、ドタバタ劇の中で重要な役割を担っています。愚直に自分の仕事をしている様子が異質に見えるところに面白さがあると思うので、ちゃんと異質になれるように務めたいです。

清水:僕が演じるのは社会保障省の調査員。彼がエリックを訪ねたことから、一連の騒動が始まります。堅く厳しく、妥協は一切許さないような人物像を作りたいと思っています。そういう人が騒動に巻き込まれて振り回されるのが面白いわけですから。これは、イギリスのコメディの中でもファルス(笑劇)といわれるジャンルの作品。畳み掛けるように物語が展開されていきます。そこで笑いを狙いにいっちゃダメなんですよ。

質の高い翻訳劇を若いキャストによって上演することは、シーンの活性化にもつながりそうです。

清水:昔は、名古屋の演劇がもう少し盛り上がっていた時期があったんですよね。翻訳劇も今は本当に数が少なくなってしまって。アクションエンターテインメントやミュージカルもの、2.5次元も制作されていないと思います。演劇はコミュニケーションの基礎にもなります。欧米やアジアの先進国では小学校で演劇の授業がありますが日本にはない。だから大人になっても人見知りの方が多くなる傾向があると思うんですね。僕は昨年から、生まれ育った名古屋で制作を始めましたが、いずれは教育にも携われたらいいなと思っているんです。地域にもっと演劇エンターテインメントを根付かせたいという気持ちがあります。俳優の仕事が少ないですからね。名古屋だとBOYS AND MENやSKE48の皆さんがめちゃくちゃ頑張ってくれていますが、アイドルを卒業して俳優をやりたいと思ったら東京に行くしかない、みたいな現象が起こるんですよ。名古屋で商業演劇や映画、ドラマがもっとたくさん制作されていたら、アイドル卒業後に「演劇で食べてます」「映画の俳優になりました」という人が増えると思うんです。吉原さんや松本さんみたいにアイドル活動をしながら俳優としても名古屋ですごい実績を作れるように、僕が仕掛けられたらいいなと。ついでに、清水っていうプロデューサーもなんか出演してる。「出たがりだね」みたいな(笑)。


吉原雅斗(BOYS AND MEN)

松本:清水さんのお話を聞いて、まずはSKE48の拠点である名古屋、愛知を私たちももっと盛り上げたいなとすごく思いました。やっぱり愛知県の人たちは一番の味方ですし、ここからもっと羽ばたけたらいいですね。

吉原:僕らのグループも、名古屋にエンタメを根付かせたい、夢を見られる環境を作りたいという思いで活動しています。だから、志は清水さんと同じです。お笑いやるなら大阪、演劇や歌手、モデルをめざすなら東京という中で、第三の都市と呼ばれる名古屋にそういうものがないのは、やっぱり悲しいですよね。清水さんがおっしゃるような状況が本当に実現したら嬉しいし、僕らの後輩たちも、もっと夢を見てもらえたらなと思います。

◎Interview&Text/稲葉敦子


5/20 FRYDAY〜22 SUNDAY
キャッシュ・オン・デリバリー

チケット発売中
■会場/ウインクあいち 大ホール
■開演/5月20日(金)18:30 21日(土)12:30、17:30 22日(日)13:00
■料金/全席指定(税込) 前売¥8,900 当日¥9,200
■お問合せ/中京テレビ事業 TEL.052-588-4477(平日11:00〜17:00)
※未就学児入場不可




次世代を担う女方が名古屋能楽堂に初お目見え!

歌舞伎界の次世代を担う女方、中村児太郎が名古屋能楽堂に初登場。
立役の中村隼人さんとともに「いぶき、特別公演」を開催する。
同じ歳の隼人さんと切磋琢磨しながらチャレンジするこの公演では
それぞれが踊る『雨の五郎』『藤娘』に加え、二人で共演する『二人椀久』と、
舞踊3題を披露。能楽堂にふさわしく、夢、幻の世界を出現させる。
児太郎が全国公演にかける想いや、鑑賞のコツなどを語ってくれた。

能楽堂での公演経験は?

能楽堂では昨年10月と今年3月の公演、2回だけです。凄く緊張しましたよ。能楽堂は客席がL字型になっていて、正面・中正面・脇正面の3つがあり、表現の仕方が難しい。歌舞伎は通常、正面にしかお客様がいないので、真横にお客様がいるのはものすごく神経を遣いました。振付が変わるというより、どこに向かってどう表現するかが問題なので、やってみないとわからないこともあります。名古屋能楽堂は初めて立ちますが、稽古場にお邪魔したことはあって、能楽堂そのものなのか歴史的な土地のせいなのかはわかりませんが、強いエネルギーを感じた思い出があります。

演目はどのように選びましたか。

お互いに一人で踊るものは、今の年齢でやっておいたほうが良い演目を選びました。
『雨の五郎』について言えば、立役の一人踊りの中では基礎中の基礎でありながら、いちばん難しいとも言える。だから、この時期の隼人さんがやっておいたほうが良いという話でした。私が踊らせていただく『藤娘』は一人でも二人でも6、7回は踊ってきました。その上で現状の自分がどう勤められるのか、チャレンジの意味で選ばせていただきました。『二人椀久』は二人で踊れるものの中から、ゆくゆくを考えて決めた演目です。


©️宣伝写真:LESLIE KEE(SIGNO)

何度も向き合ってきた『藤娘』を今どう捉えていますか。

『藤娘』は祖父・芝翫から直接習った数少ない演目の一つなんですよ。12~3歳の頃で、言われたとおりやるしかなく、固くていかにも男の子が踊っている感じでした。それから7年後くらいに一人で踊る機会をいただいて、よくわからないという心境からちょっとわかったような感覚を得たと記憶しています。その後、玉三郎さんとご一緒させていただいり、梅枝さんとご一緒したり……。何度も舞台を重ねる中、玉三郎さんには「一つひとつの踊りの意味を大事にしなさい」と教えていただきました。そして祖父からの「幼稚園、小学校、中学校、高校というレベルにつれ、上がっていくんだよ」という教えも少しはわかったのかなと。ただ、今のレベルがどこなのか問われたら、わかりません。最初に踊った時と今とでは感性が違うので、見えてきたことがいっぱいある半面、考えることも多い。振付、意味、感情を踏まえ、風情やシルエットで舞踊として表現する……。極論ですね。

舞踊の楽しみ方を教えてください。

舞踊はセリフがない分、唄の歌詞や踊りの意味に意識がいきますが、最初はわからなくてもいいと思うんです。たとえばタップダンスやジャズダンスを初めて観た時、何を踊っているのかわからなくても心奪われる瞬間はありますよね。日本舞踊も、踊っている様子をただ観てもらえばいいんです。難しいことは後回しにして、目の前の幻想的な世界に何か感じていただくのが大事じゃないかと。初めての方は単純に「素敵だな」と思ってもらえたらいいですし、そう思っていただけるよう心で伝えることが重要だと考えています。

レスリー・キーさんがスチール撮影で参加されていますね。

©️宣伝写真:LESLIE KEE(SIGNO)

今回の企画・制作に関わる方々のご尽力で世界的写真家のレスリーさんとお引き合わせいただいたんですが、撮影風景が非常に面白くて。彼は頭の中にあるイメージに被写体をはめていくんですけど、いい時は「Good! Okay,okay! Stay,stay,stay!」とか、良くない時は「こっち向いて」とか、とにかく仕事が早い。レスリーのスタッフには中国語や英語、私たちには日本語で話しかける状況も面白かったです。あと、彼は私たちの伝統芸能にすごく興味を持ってくれていたんですよ。扮装した女方を撮るのは初めてだったそうですが、衣装や鬘が示す意味やその背景を知って、そうとは見せないで置いていることが洒落ている、歌舞伎の文化はレベルが高いと言っていました。本当に柔和でセンスがある人。俳優人生に影響するほど刺激を受けましたね。

コロナ禍での活動にはご心労も多いかと……。

まだまだ胸を張って「お越しください」と言える時期ではなく、ましてや歌舞伎は必ずしも生活に必要なものではありません。ただ、自ら諦めたら本当に歌舞伎がなくなってしまうので、熱い想い、魂を持って取り組むことが大切になります。今回は二人の責任公演なので、千穐楽まで感染者を出さないという緊張感の中、対策を徹底して無事に千穐楽を迎える。並行して、高いレベルの舞台を目指し、お客様に来て良かったと思っていただけるよう努めるだけです。それが「また来たい」につながる第一歩となることも願っています。


6/18 SATURDAY
中村児太郎 中村隼人
「いぶき、特別公演」


チケット発売中
■会場/名古屋能楽堂
■開演/12:00/15:00
■料金(税込)/全席指定 ¥7,500円
■お問合せ/CBCテレビ事業部 TEL052-241-8118 Zen-A(ゼンエイ) TEL03-3538-2300
■協力/松竹株式会社




あの拍手喝采から2年。菊之助が御園座にお目見え!

御園座の恒例、陽春花形歌舞伎が4月15日(金)から開幕。
座頭をつとめるのはテレビドラマでも存在感を放つ尾上菊之助だ。
菊之助は、地唄の名曲「雪」にのって女性の過去の恋を回想したかと思えば
「身替座禅」では浮気の後の男心を、ほろ酔いのまま舞い踊る……!!
いつの時代も変わらぬ男と女の情を、舞踊・舞踊劇で表現するプログラム。
間には解説「歌舞伎のみかた」も入るので、初心者にも親しみやすい。
コロナ禍において、歌舞伎を、エンタテインメントを
深く考え続けた菊之助が、名古屋・御園座興行への想いを語る――


コロナ禍のご苦労は続いていますか。

エンタテインメントの持つ力について、あらためて考える時間をいただいた想いです。歌舞伎が生活に必要かどうかは疑問ですが、心の栄養、心の必需品ではあるのかなと。お客様が不自由な生活の中で、ほんの数時間でも日常を忘れ、何かを持って帰っていただけたらうれしいですね。

公演の前半は舞踊2題です。見どころをお聞かせください。

「相生獅子」には、若い女形の華やかさがあります。恋の悩みを表す場面から手踊りになり、石橋物らしく毛振りで終わる。女性の獅子の狂いなので、光り輝くようなんです。一方「雪」はお座敷舞いから発展した地唄舞いで、人間国宝である富山清琴先生の歌に合わせて私が踊ります。「相生獅子」に対して「雪」は影を楽しんでいただく感覚。「相生獅子」が現在の恋であるのに対し、「雪」は過去の恋を振り返っているのも面白いですよね。

「雪」の稽古はいかがでしたか。

今回は尾上菊之丞さんに振付していただき、菊之丞さんのお祖父様と菊之丞さんの振付が反映された形です。地唄舞いというのは一瞬たりとも止まることがないんですよ。静止しているようでも、どこかがジワーッと動いている。それが地唄舞いの見どころでもあるんです。そして富山清琴先生が語っていても、自分の身体があたかも先生の言葉を発しているように動き続けるというのか……。動きが非常に抑制された「雪」の中で、過去の恋人を思う女性の心情をどれだけ表せるのか、挑戦ですね。

舞踊の楽しみ方のコツは?

「身替座禅」はポピュラーになりましたね。私は、身分の高い女性と結婚したゆえに窮屈さを感じ、遊女のもとへ出掛けてしまう山蔭右京をつとめます。身の丈に合わない結婚や、その心情は、海外でも通じるほど普遍的な問題。逆に言えば、夫は妻を、妻は夫を大切にしたいという想いが込められているのかもしれませんし、考えさせられることは多いです。ご夫婦でご覧になったら、どんな反応になるんだろう? もっと仲睦まじくなって帰っていただけたらいいですね。


座組の方々の魅力を教えてください。

彦三郎さんは幼なじみと言っていいほど、ずっと一緒に舞台をやってきて気心も知れています。前回「身替座禅」の右京をつとめた時、彦三郎さんは太郎冠者だったんですけど、今回は奥方の玉の井をやっていただきます。また新しく二人でこの演目を続けていきたいという想いの第一歩ですね。続いて梅枝さんですが、父(菊五郎)が時蔵さんと共演することが多いように、私は梅枝さん(時蔵の長男)と共演することが多いんですよ。今回ご一緒の演目はありませんが、彼が作り上げる女形の心理描写や技は素晴らしく、信頼できる仲間です。また、萬太郎さん(時蔵の次男)も同じく気心の知れた存在。口跡が良くて話も上手なので、彼の解説によって歌舞伎の垣根が乗り越えやすくなるのではないかと。それで今回もお願いしました。莟玉(かんぎょく)さんは若手の中でもきれいで、女形の支度をすると本当に光り輝いている。今回ご一緒するのが楽しみですよ。

ところで、朝ドラ「カムカムエヴリバディ」の反響はいかがですか。

番組HPや私のインスタグラムでも非常に多くのコメント、励ましの言葉をいただきました。そういう作品に出られた、ご縁をいただいたということをありがたく思っているのが正直なところです。もちろんテレビからの興味でお越しいただくのは大歓迎。歌舞伎や舞台は、知っている人を生で観るのがいちばんの動機ですから。テレビで知って、観に来ていただけたらとてもうれしいです。


2021年6月の博多座公演・松竹提供

御園座が休館から再開したばかりの2020年10月、菊之助さんが出演なさった歌舞伎公演は拍手が鳴りやみませんでした。

御園座さんには若い頃から来させてもらい、挑戦的なお役も勉強させていただきました。東京と関西の中間にあたる名古屋は、昔から芸どころとしての基盤があり、御園座さんにも名古屋の方々にも歌舞伎を受け入れていただいた。その歴史が2年前の公演につながったんです。名古屋での歌舞伎は絶対なくなってほしくないと思っていた中、公演が再開できて、たくさんのお客様にたくさんの拍手をいただきました。歌舞伎役者が御園座さんと名古屋の方々に恩返しをしていく意味でも、その時の喜びを忘れず大事につとめていきたい。名古屋での歌舞伎を栄えさせたいと強く思っています。


4/15 FRIDAY~4/24 SUNDAY
陽春花形歌舞伎
一、上「相生獅子」
  下「雪」
二、解説「歌舞伎のみかた」
三、新古演劇十種の内「身替座禅」


チケット発売中
■会場/御園座
■開演/12:00/16:00 ※18日(月)16:00・24日(日)16:00は休演。
■料金(税込)/S席 ¥12,000 A席 ¥8,000 B席 ¥5,000円 C席 ¥2,000円 D席 ¥1,000円
※C席D席は売り切れ
■お問合せ/御園座 TEL052-308-8899(10時〜16時)




きっと聴いたことがある。懐かしい民謡の調べに日本の原風景を感じて

若きリーダーの剣持雄介が中心となって民謡のスターが集結。ご当地、東海・北陸地方の唄はもちろん全国で唄い継がれてきた名曲の数々が、大御所と若手の競演で存分に披露される。当日は唄だけでなくトークでも大忙しの剣持に聴きどころ、民謡への想いを尋ねた。

――企画の経緯を教えてください。

豊田市能楽堂から多くの人を元気づけるような企画をやってほしいと依頼を受けて話し合ううち、全国の民謡を紹介する、こういうご時世なので歌で旅をするという趣旨が固まっていきました。人選も僕に任せていただいたので大御所にお声掛けしたんですが、ただ単に僕の憧れる大先生ばかりをお呼びした感じです。この顔ぶれが集まることはなかなかないので、お招きしておいて恐縮しています(笑)。


――先生方それぞれの魅力は?

原田直之先生は金沢明子さんとともに「ジーパン民謡」で一世を風靡され、今も第一線で活躍されています。先生は着物の時には腰に扇子をさすんですけど、その所作がかっこよくて僕も真似しています。芸の仕方、芸風に憧れるんですよね。高橋キヨ子先生は、神奈川県出身で、ちゃきちゃきの浜っ子。いつも気さくに声をかけてくださいます。高橋先生の唄い方は粋で、何を聴いても艶があるというのか色気がある。耳福ですよ。加賀山昭先生は「北陸の首領(ドン)」と呼ばれる方。どしっとした唄がお似合いになり、特に越中おわら節は風格に圧倒されます。第1部では東海・北陸地方の民謡を紹介するので、加賀山先生を中心にお届けしますよ。

――第2部は全国の民謡ですね。

みなさんに得意の歌を披露していただきます。中でも鹿児島の赤野清隆さんは僕の仲間で、三味線の弾き語りをやってくれます。赤野さんは三味線演奏家として知られていますが、唄も達者なんですよ。東海地方で聴く機会はめったにないと思い、両方お願いしました。見た目は西郷隆盛のようですが、歌うと声がすごく高い。ド肝を抜かれると思いますよ。

――幼少から現在まで、民謡との向き合い方に変化はありましたか。

小さい頃は両親が参加する民謡大会についていく形で全国をめぐり、旅する気分でした。小学校後半からはサッカーに打ち込み、中京大中京高校にも入ったんですが、実力を痛感する試合があり断念します。ゆずが流行った頃にはデュオを組んで、学祭や全国大会に出ましたね。4千バンド中の9組に選ばれたこともあるんですよ。大学時代はライブハウスで活動しながら、並行して民謡もやっていた。ただ、大学4年の頃すべて音楽を辞めると決め、就職します。ところが体調を崩して……。その時に自分を救ってくれたのが民謡だったんです。初めて三味線の師匠について、毎日血が出るくらい稽古した。三味線は唄を知らないとできないので、唄もたくさん覚えました。そのうちNHKの番組に呼ばれ、36カ所に行って毎回違う民謡を唄いました。経験を積んでいたおかげで唄の引き出しが役だったんです。僕は民謡に救われ、尊敬できる素晴らしい先生方と巡り合い、目標ができた。今はプロとして本当に幸せにやらせていただいてます。ちなみに、僕のお師匠さんは唄付けが得意で、初めて人に教わりたいと思った相手。それが松田隆行先生です。松田先生はオリンピックの閉会式で東京音頭を唄った方なんですよ。

――近ごろ若い世代が盆踊りに興味を持っているので、民謡も身近になりそうです。

盆踊りとともに、民謡も私たちの原風景にあることを思い返してもらえたらいいですね。今回はファミリー割引もあるので、ご家族で楽しんいただけるとうれしいです。

◎Interview&Text/小島祐未子


1/30 SUNDAY
民謡お国自慢
~剣持雄介とめぐるうたの旅~

■会場/豊田市能楽堂
■開演/14:00
■料金(税込)/全席指定 一般¥4,000 25歳以下¥2,000
■お問合せ/豊田市コンサートホール・能楽堂 TEL0565-35-8200


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民謡公演チラシ




全国各地で待ちわびる観客のために西へ東へ……!!

歌舞伎界を牽引する中村勘九郎と中村七之助が全国巡業をスタートさせる。
地方で暮らすファンからの手紙をきっかけに始まった巡業も17年目。
大都市でなくても多くの人が歌舞伎に親しめるよう兄弟と一門で奮闘してきた。
東海地方では今年、春暁特別公演と題して一宮市民会館に登場。
演目は、桜と酒とタップに笑顔あふれる「高坏」、早替わりが圧巻の「隅田川千種濡事」。
好評のトークコーナーでは、芸談にも花を咲かせます!

――今年も巡業が始まりますね。

勘九郎:私たちにとって、この全国巡業はとても大事な公演。コロナ禍において感染症予防対策を徹底してくれているスタッフのおかげだと思っています。

七之助:2005年から続く巡業も17年目を迎えることができました。東京などの劇場に足を運んでいただくことができないお客様のため、私たちのほうが出向いて歌舞伎に触れていただこうと考えたのがきっかけだったんですよね。

勘九郎:17年やってきて、今年の栃木公演でやっと47都道府県を制覇できます。ただ、毎回初めて歌舞伎を見たという方を尋ねると、いまだに結構手が挙がる。だから47都道府県を回って満足するのではなく、より精力的にやっていこうと次への気合いが入っています。

――演目の「高坏(たかつき)」「隅田川千種濡事(すみだがわちぐさのぬれごと)」についてお聞かせください。

勘九郎:「高坏」は祖父の十七代目中村勘三郎が今の演出にしたので、中村屋にとって家の芸と言っても過言ではない大切な演目のひとつ。四つの役をすべて一門でできるのもうれしく思います。巡業はお弟子さん含め、みんなで作り上げていくことも主眼ですから。とても華やかな作品ですし、桜満開の中お酒を飲む様子が描かれるので、今この時世にちょっとでもお花見気分を味わっていただけたらいいなと思っています。

七之助:「隅田川千種濡事」は「於染久松色読販」、通称「お染の七役」という長い芝居の最後の段切れの舞踊です。見どころとなる早替わりはエンタテインメント性の高い歌舞伎の趣向なんですが、生で見たことがないという方も多く、以前回った時お客様がとても喜んでくださいました。そこで今回は兄が中村屋ゆかりの「高坏」をやり、最後は私の早替わりを見ていただきたく、これらの演目を選びました。


――「隅田川」の早替わり同様、「高坏」は高下駄でのタップダンスが見せ場ですね。

勘九郎:でもタップも早替わりも、私たちが思うには、オマケなんですよ。そこまでに次郎冠者がお酒に酔って、桜の風情やお酒の匂い……、いわばピンク色の粉をお客様に振りまくんです。また七之助であれば「お染の七役」というベースがあって、やはり人間関係や風情、匂いが大切になります。もちろん技術は完璧でなければいけませんが、そこに重点を置いているわけではありません。「高坏」で言えば、次郎冠者が出ていく時、お客様の中で桜が満開になっているかどうかがポイントですね。

七之助:早替わりはお弟子さんたちとの連携も肝心で、「ピットイン」と言っておりますけど、僕は突っ立っているだけ(笑)。あとは、踊りですから手の所作など見え方は工夫していますね。ただ、踊りは見るだけでは意図がわからないところもあるので、歌詞などが詳しく解説されたパンフレットも参考にしていただくと楽しみやすいと思います。

勘九郎:そういえば、「高坏」の下駄を新調しました。過去に何回も踊ってきましたが、今までは父の下駄を使っていたんですよ。でも、やっぱり人それぞれのサイズ感もあるので新調したんです。自分の下駄の最初のお目見えが春暁特別公演になりますね。

――期待の中村鶴松さんについても、ひと言いただけますか。

勘九郎:鶴松はここ数年、本当に頑張っていますし、今回つとめる「高坏」の高足売は大事な役なので、鶴松にまた中村屋の芸を伝えられて、少しでもステップアップできる公演になればいいなと考えています。トークコーナーでは彼が中心になって話してくれるはずなので、人となりも楽しんでいただけると思いますよ(笑)。



◎Interview&Text/小島祐未子
◎Photos/中田智章


3/17 THURSDAY 【1/22(土)10:00〜チケット発売】
中村勘九郎 中村七之助 春暁特別公演2022
■会場/一宮市民会館
■開演/11:00/15:00
■料金(税込)/全席指定 S席\9,000 A席\8,000 B席\5,000
■お問合せ/東海テレビ放送 事業部 TEL052-954-1107
※未就学児入場不可



YOUTUBEでも人気のエレクトーン奏者826askaが名古屋に登場!二十歳のアニバーサリーライヴの集大成として熱いステージに期待。

人気エレクトーンプレーヤー826askaが、二十歳になった記念ライヴ「20 th Anniversary Live Tour “smile”を開催中。12月4日の名古屋公演を目前に控え、大人のアーティストへの一歩を踏み出した彼女の最新インタビューをお届けします。

9歳から動画配信サイトでご自身の音楽を発信していらっしゃるので、二十歳といっても10年のキャリアをお持ちです。これまでの演奏活動を振り返って、特に思い出深いことや転機になったことはありましたか?

2018年の全国ツアー「Departure」を経て、翌年にアルバム「DEPARTURE」でメジャーデビューしたことですね。これはやはり、アーティストとして大きなことだったと思います。自分のCDがお店に並んでいる光景もすごく新鮮で、思い出深いですね。ツアーでは私の音楽を見に来てくれる人がこんなにいるんだということを目の当たりにできましたし、会場ごとにお客さんの反応が違ったりして、すごく喜んでいただけていることを体感できました。

その経験を通して、演奏やプレイヤーとしての意識に変化はありましたか?

そうですね、ステージをいくつか経験していくと自分に足りないところが見えてきますから。お客様の反応を見たり、ライヴ映像を見てその日のステージを振り返ったりして、少しずつ改善しながら成長につなげるようにしました。また、見せ方を意識するようになりましたね。配信動画とステージでは見え方が違いますから、演奏をパフォーマンスとして考えるようになったんです。遠くの方にも楽しんでいただけるように手の上げ方を工夫するなど、ちょっとした所作に気をつけるようになりました。それからMC。今でも本当に苦手なんですけど…(笑)。ライヴを始めた頃は高校生でしたから、もっと拙くて見ていられないような感じだったと思います。でもステージを重ねていくごとに慣れていきましたし、お客さんの反応を感じたり、ほかのアーティストの方のステージを見たりして、客席の沸かせ方も研究しています。あとは衣装にもこだわるようになりました。エレクトーンはペダルを踏む足の動きが見どころでもあるので膝丈のスカートにしようとか、袖口は手元がしっかり見えるようにしようとか…。そして、シックな曲のときはモノトーン、かわいい曲では明るい色など、セットリストに合うよう色にも気を配っています。


今年8月には3枚目となるアルバム「smile」がリリースされました。二十歳のメモリアルアルバムということですが、どんな内容ですか?

タイトル通り、皆さんに笑顔を届けたいと思って作ったアルバムです。映画音楽やアニメソング、YMOの大ヒット曲など、さまざまなジャンルから幅広く選曲しました。ファンの方に特に人気が高いアニソン「おジャ魔女カーニバル!!」も収録されています。これは、ライヴでもすごく盛り上がる曲なんです。また、タイトルチューンとして「smile」を新たに書き下ろしました。

普段はさまざまな曲をエレクトーン用にアレンジなさっていますが、オリジナル曲はどのように作られるのですか?

私は鼻歌から始めるんですよ。最初から鍵盤に向かって弾きながらではなく、鼻歌で思いついたメロディをもとにエレクトーンで音色を組み立てていきます。音作りは、カバーとオリジナルではかなり異なりますね。耳コピで編曲したり、既存の楽譜やデータでアレンジを加えるときもあります。オリジナル曲はゼロから音作りやリズムの打ち込みをして細かく構築していくので作業としては大変ですが、こだわって作りました。曲は、いつも何かをイメージしながら作るのですが、今回、思い浮かべていたのは、聴いてくださるたくさんの方の「笑顔」です。明るい曲にしたいなと思っていたので、アンコールなどステージの最後に演奏してみんなで盛り上がれるように仕上げました。

同じタイトルのライヴツアーも、まもなくファイナルです。夏から全国を回っていらっしゃいますが、手応えはいかがですか?

客席の皆さんはマスクをしていらっしゃいますが、ペンライトや手拍子ですごく盛り上げてくださいます。どの会場でも皆さんの熱量をすごく感じて、とてもいいライヴができていると思います。ツアーの初日は二十歳になった直後で、ちょっと固くなっていたんです。「もう大人だし、しっかりしなきゃ」という思いが強すぎて、自分で肩の荷を重くしちゃったようなところがあって。でもライヴを重ねていくうちに、皆さんからたくさんの笑顔と元気をもらって、ありのままの自分でいいんだなと思えるようになりました。自分自身が楽しんで演奏するのが一番大切なんですね。名古屋公演は2ステージあるので楽しみ。名古屋は街並みもきれいだし、人も温かくて、大好きな街です。観客の皆さんのノリが良くてステージに立つのが楽しいんですよ。

アニバーサリーツアーを終えられたら、これから大人のアーティストとしてどんなことをめざしますか?

今の日本の最先端のポップスやボカロ曲のほか、ロックやジャズなど、さらに幅広いジャンルの曲に挑戦していきたいですね。それから、20代のうちに海外での演奏も経験してみたいと思っています。私が演奏活動をするきっかけになったのが、海外のメディアに取り上げられたことなんです。エレクトーンは、アジア圏では比較的なじみがあるそうですが、ヨーロッパなどではあまり知られていない楽器なので、面白いと思っていただけたのかもしれません。どの国で受け入れられるかはわかりませんが、いつか海外公演をしてみたいですね。最終的にめざすのは、人の記憶に残るアーティストです。子どもの頃から活動しているので、私の動画を何年も前から見続けて成長を見守ってくださっている方もいらっしゃいます。「あのときのあの子だ!」と言っていただけたりすると本当に嬉しいし、これからも聴いてくださる方の心にずっと残る演奏ができる奏者になりたいと思っています。


12/4 SATURDAY
826aska 20 th Anniversary Live Tour“smile”
【チケット発売中】
■会場/ウインクあいち 大ホール
■開演/14:00、18:00
■料金(税込)/全席指定 各回 前売¥4,500 当日¥5,000
■お問合せ/中京テレビ事業 TEL.052-588-4477(平日11:00〜17:00)
※未就学児入場不可


Memorial Birthday Album「smile」
【TYPE-1】初回生産限定盤
¥8,800(税込)YCCS-10098/B / 形態:CD+BD+DVD



世界的ジャズ・ピアニスト山中千尋が東海市芸術劇場でコンサートを開催

ニューヨークと東京の二大都市を拠点として、世界各地で旺盛な音楽活動を展開してきたジャズ・ピアニスト、山中千尋が、久しぶりの国内ツアーを実施する。10月30日の大阪公演を皮切りに5会場で行われるツアーの最終日は、11月7日(日)の東海市芸術劇場での「山中千尋トリオ ージャズピアノー」コンサートだ。コロナ禍の日々の中でのミュジシャンとしての思いと、コンサートに向けてのメッセージを語ってもらった。

コロナのことで山中さんも大変だったと思います。この1年半ほど、どうされてましたか?

去年の3月20日にニューヨークから戻ってきて、国内のライヴもコロナの関係で延期になることが多くて、去年も今年も海外でのコンサートはゼロでした。戻ってきてすぐにニューヨークがひどいことになって、それからは日本にいます。
他のミュージシャンと会うのもままならない状態ですし、ライヴがあって当たり前だった生活が一転して、自分で思った以上にストレスというか、歯がゆい気持ちがあったんですけど、自分なりに練習したりいろんなことをして日々を過ごしていました。私はデジタル系があまり得意じゃないので、配信したりすることはあまりできなかったのですけど、考え方を変えてそちらにもトライしていったほうがいいのかも、と考えています。時代の流れというか、CDを作ってライヴをやり、というだけでは難しい、ということをひしひしと感じました。あと、雑誌「文學界」2020年11月号に短編小説「フェイシング・ユー」を掲載させていただいて、その後もこつこつ自分なりに小説を書いています。

久々のコンサートではどんな曲を演奏するのですか?

ツアーは1年7ヶ月ぶりです。こういう大変な時期に機会をいただいて、ほんとにありがたく思っています。最新作『ローザ』の中の曲ももちろんやりますけど、今年は私が澤野工房からデビューして20周年なので、昔からの曲もたくさんやりたいな、と思っています。


デビュー当時を今振り返ってみると、どんな感じですか?

いっぺんにいろんなことが起きた時期でしたので、無我夢中でやっていて、詰め込めるだけ詰め込む、という感じでした。自分の表現を考える余裕もなく、ひたすらレコーディングをこなしていた、という記憶があります。いま聴いてみると、ひたむきさが感じられて、それを肯定的に捉えるような気持ちになりました。以前の曲は私にとってのスタンダードですので、演奏するたびに違ってできる、という喜びがありますね。

ところで、山中さんの中で大事な存在だったピアニスト、チック・コリア氏が2021年2月に急逝されましたね。チックさんのことはどう思われていますか?

生前チック・コリアさんのコンサートに行ってお話しさせていただく機会がありまして、ジャズの歴史に残るミュージシャンとしても、一人の人としても本当にすばらしい方でした。いかにしてお客さんと喜びをシェアするか、という話を熱心にされていて、それが特に印象に残っています。ニューヨークのエイヴリーフィッシャー・ホールでチックさんがコンサートをやったとき、PAがおかしい、とお客さんが言ったんです。そのときチックさんがPAのチェックの間にお客さんと歌ったりして、マイナスの状況をプラスに変える、というのがすごいですね。それでいて、何人も凌駕し得ないような音楽性があった、ということもあり、いろんな側面があって、ほんとに魅力的なミュージシャンだったな、と思います。
代表曲である「スペイン」の入った『ライト・アズ・ア・フェザー』もありますけど、『ナウ・ヒー・シングス、ナウ・ヒー・ソブズ』は「これは何?」というほどに衝撃的で、ジャズ・ピアノを変えた革命家の一人だと思っています。ですので、とても大きな影響を受けています。亡くなられて心が痛みますけど、チックが残してくれた遺産を、何らかの形で受け継いでいきたい、と思っています。

最後に、コンサートに向けてのメッセージをお願いします。

コロナの時期、最初はネット配信が盛んになりましたけど、やっぱり生で聴きたいという方もいらっしゃると思います。会場も広いし、スタッフも万全の態勢で臨みますので、ぜひいらしていただければうれしいです。私自身も、生の音楽が聴きたい、あるいは美術館で絵を見たい、とずっと思っています。空間の中で音楽に接していただいて、一期一会の体験をみなさまと共有することがいかに大事なのかを、この時期にさらに強く感じるようになりました。

◎取材・文/村井康司


11/7 SUNDAY
山中千尋トリオ -ジャズピアノ-
【チケット発売中】
■会場/東海市芸術劇場 大ホール
■開演/15:00
■料金(税込)/一般¥3,000 小中高生¥1,000
■お問合せ/東海市芸術劇場 TEL.0562-38-7030
*未就学児入場不可
https://www.tokai-arts.jp/performance/sponsor/perform/14612/



<山中千尋トリオ ホールツアー 2021>
10/30(土)大阪・あいおいニッセイ同和損保 ザ・フェニックスホール
10/31(日)滋賀・滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 大ホール
11/03(水・祝)山形・山形テルサ テルサホール
11/06(土)東京・すみだトリフォニーホール 大ホール
11/07(日)愛知・東海市芸術劇場 大ホール
http://www.plankton.co.jp/chihiro/

<山中千尋 プレミアム・ジャズ・ライヴ>
~ジャズの巨匠 チック・コリアを偲んで~
10月9日(土)大和市文化創造拠点 シリウス
https://yamato-bunka.jp/hall/2021/007098.html



パフォーマンス集団「鉄割アルバトロスケット」が11年ぶりにKYOTO EXPERIMENTに登場!

劇作家・小説家の戌井昭人率いるパフォーマンス集団「鉄割アルバトロスケット」が、『鉄都割京です』で「KYOTO EXPERIMENT(京都国際舞台芸術祭)」に11年ぶりに参加する。歌に踊りに寸劇等、民衆の放浪芸にインスパイアされた数分間の出し物を矢継ぎ早に繰り出すそのスタイルは、DNAに訴えかけてくる祝祭性に満ちている。戌井に公演への意気込みを聞いた。

「KYOTO EXPERIMENT」には、2010年に『鉄割のアルバトロスが 京都編』で参加されています。

「アートコンプレックス1928」での公演だったのですが、講堂のような場所がすごくおもしろかったのを覚えています。京都では昔、京都大学吉田寮食堂で公演したりしていたので、劇場で、しかも古い建築の中でやるということが新鮮でした。

今回の『鉄都割京です』はどんな作品になりそうですか。

だいたいいつもと同じような感じで、3~4分の短い寸劇みたいなものだったり歌だったり、よくわからないコントみたいなのだったり不条理なコントだったり、そういうのをだーっと矢継ぎ早にやる感じです。そのやり方は20年くらいほぼ変わってないんですけれども、この2年間公演ができていなくて、それだけ間が空いたということはこれまでなかったんですよね。出演者も、鉄割の公演があるときだけ役者をやる人間が多いので、寄り合いのお祭りみたいな感じみたいなところもあるんです。今回、2年ぶりということで、爆発的な効果みたいなものが出たらおもしろいんじゃないかなと。劇団員は専任役者はほぼいなくて、いつもは普通の仕事をやっている者が多くて、たまに他の劇団から声がかかれば出たり、音楽をやっている人もいますね。

短い出し物をつないでいく作品作りの手法についておうかがいできますか。

戌井昭人

こういう形になったのは、普通の仕事と兼ねている者が多くて、みんなが集まって練習やゲネをやるということもできなくて、でも、おもしろいやつらを集めて何かやりたいというのがあったんですね。それで、どういう形がいいのかなと考えたときに、集まれる人数でやっていく、それだったら練習ができるかなと思って。メンバー対策でこういう形になっていったということも大きいです。中身については僕が一人で考えています。おもしろいことが起きたり、奇妙な人に出会ったり、そういう経験の中から、ちゃんと順番を決めて書いていっていて。だから、アドリブみたいなものはあまりないんですよ。みんなで、こうしたらやりやすいんじゃないみたいな話し合いはしますが。以前は、みんなが何だこれ? みたいになっている脚本を、こうやるんだ! って僕一人で興奮して全部演じて、汗まみれになって疲れて練習終わりみたいなこともありました(笑)。

どんな風にネタ探しをされているんですか。

最初のうちは世の中をうろうろしておもしろいことを探していたんですけれども、最近はメンバーが固定されてきたこともあって、あの人がこういうことをやったらおもしろいんじゃないかと宛書することもありますね。メンバーが、こんなことがあったとおもしろい話をしていたら、それを頭に入れておいて、脚本に入れるとか。前はもっと、おもしろい話を、ネタをと探していたけれども、今はよりメンバーと近い感じで作っている感じがありますね。

出し物と出し物をつないでいく順番、構成も難しそうですよね。

そこはけっこう大変ですね。汗まみれになるから着替えなきゃいけないじゃないですか。こういう順番なんだけど、ここに出ているからこちらには出られないとかあるので、とにかく一分間だけ出てよくわかんないことしててとか、そういうときもありました(笑)。


どういうおもしろさが戌井さんのアンテナに引っかかるのでしょうか。

おもしろい人が街にいたりとか、何だこれはと思うような音楽を聴いたりとか、あとはおもしろい映画を観たりとか、そういう瞬間ですかね。若いとき、よく一人旅をしていたんですが、うろうろしていると変な人がたくさんいて。インドとか行ったらネタの宝庫だったんですよ。ヤギがおじさんの後ろにくっついてお尻を嗅ぎながらずっとついていくみたいなのを見て、ヤギとおじさんの寸劇を作ったりとか。土着的なものを研究しているわけではないですが、土着的な雰囲気のものが好きなので、それを追求していって、結果的に、これはどこの国の話なんだ、みたいな感じにはしたいなと思っています。

さきほど、「寄り合いのお祭り」とおっしゃっていたのも、そのあたりと関連してくるのかなと。

そうですね。地方に「村歌舞伎」(素人が演じる歌舞伎)ってあるじゃないですか。ああいうのの、もっと真剣にやってない、そしてめちゃくちゃになっちゃってる版を目指しているというか、そういう雰囲気でやりたいなと。素人がやっているという雰囲気はすごく大切にしたいなと思っています。プロフェッショナルにならない感じというか。お金取っておいて失礼な話かもしれないですけれども(笑)。素人が回転しまくってバーストしているみたいな雰囲気を作りたいというか、こなれたくはないというのがすごくありますね。

とはいえ、こなれないというのもまた難しかったり?

そうですね、それは自分もそうなんですが、そこをどうするかですよね。昔は、こなれていったらわざとそこにバケツを投げ込んでみたりしていたこととかもありましたね。びっくりさせるために、向こうに内緒で。まずあまり練習しないことかな(笑)。何とか、慣れた感じを見せたくないというのはありますね。


今は演じる側と観る側とが分かれている感がありますが、昔は、村歌舞伎にせよ、素人が自分自身で演じることもあって、その上で観客でもあったという構図だったのかなと。

そうなんですよね。観客とか関係なく舞台に参加しているという雰囲気は作りたいなと思っています。演劇畑の人と活動していたこともありますが、メンバーにあえて演劇畑じゃない人を入れたりしていましたね。僕が鉄割の作品を作る上で一番影響を受けたのって、小沢昭一さんが本やCD等にまとめた「日本の放浪芸」なんです。「納豆~納豆~納豆~」っていう納豆売りの口上を真似して、よくわからない形で演目に作ったりとか、お坊さんの曼陀羅をネタに作ったりとか。映像がなかったりするので、「日本の放浪芸」を聴きながら想像して演目を作ったりしていました。

洗練されきった表現にはない、猥雑なパワーを感じます。

猥雑なパワー、いいですよね。今回も、どこまで出せるかわかりませんが、そういったパワーが前面に出る風になればいいなと思っています。

そのときそのときの問題意識が作品に反映されたりは?

自分が好きで聴いていた音楽とか、趣味的なことが反映されたりはしますね。あまり社会的なことはあえて意識しないようにはしています。これ結局時代とらえちゃってるじゃん! とメンバーに言われたりしたら、そこはあえてなくしたりとか。今の状況みたいなことは、自分的にはやりたくないなというのがあります。


とは言いつつ、このコロナ禍は、劇場文化にとってはなかなか難しいものがあります。

前まで自分たちがやっていた公演は、客席はぎゅうぎゅうにつまっていて、お菓子とかも配って、客席での飲み食いも自由にしていたんですね。こっちも唾と汗、飛ばしちゃうし。密極まりない状態だったんだけど、それができないというのが、ね。昔の見世物じゃないけど、そういう雰囲気で見せたいというのがあって、それはずっと意識してきたことではあるので、ちょっと残念なんですよね。今回はそこにあまりとらわれないようにしてやりたいというのはあります。元気に、馬鹿みたいに、汗と大声を出してやりたいですよね。心と身体とで発散できればいいなと。とにかく元気にやりたいですね。

戌井さんにとって“劇場”とは?

今、間隔を空けて、席数を半分にしてとか、対策を練って上演するという状態になっていますよね。でも、その対策を練るということが、僕たちのやっているようなことには合わないと思って、今年の夏も劇場を押さえていたんですけれども、キャンセルして。今度の公演ではもちろんちゃんと対策をしますが、僕たちの集団にとっては、対策が前面に出過ぎている状態でやるのはどうなのかなということがあるので、世の中がコロナの前のような状況に戻ってもらうしかないなというのはありますよね。劇場って、ふざけた場所ですよね。ふざけた人たちがふざけて集まって、何でこんなところでこんなことをやっているんだろうみたいな状況なので、とにかく特殊な場所ではありますね。暗くて深刻な芝居もありますけど、結局はハレの場なので、そこは大切にと思います。カラオケとか行けば違いますけど、普段、無駄に大声を出すことってないじゃないですか。無駄に、何か意味わからないけど大声出してるっていうのは、相当な発散になっていたんだなというのは、2年間公演をやっていない中で感じますね。

幅広いジャンルの芸能にふれていらっしゃる印象を受けます。

演劇は年に一回か二回観に行くくらいで、あとは音楽を聴いたり、映画を観たり。人がよくわからないような状態になっているのを見るのはおもしろいですね。小さなお祭りで、子供が狐のお面をつけて踊っていたりする感じとか。浅草に住んでいたとき、おじさんたちが空き缶を叩いて歌っていたり、そんな青空カラオケみたいなのに見入っちゃったり。音楽は何でも聴きますね。アフリカの音楽も好きですし、ブルースも聴きますし、古い音楽も、ロックも聴きますね。音楽から影響を受けて演目を書くこともあります。今のお笑いは、普通に漫才とかテレビで見たらおもしろいと思いますが、すごく影響を受けたのはモンティ・パイソンとか、タケちゃんマンとか、ドリフスターズとか、子供のころに見ていたお笑いですね。映画も何でも観ます。お笑い映画で言うと、『メリーに首ったけ』のファレリー兄弟監督が好きですね。

人間の衝動みたいなものにご興味があるのかなと。

そこがバンと見え隠れすると、どんなものでもおもしろいなと思います。

今回の公演をご覧になる観客へのメッセージをお願いします。

皆さんにとっても発散できる場になるといいなと。この状態から抜け出すようなきっかけになればいいなと思っています。

取材・文=藤本真由(舞台評論家)


10/22FRIDAY〜24SUNDAY
KYOTO EXPERIMENT 2021 AUTUMN
鉄割アルバトロスケット「鉄都割京です」

■会場/京都芸術センター フリースペース
■開演/10月22日(金)19:00、23日(土)14:00、24日(日)15:00
■前売料金(税込)/全自由席 一般¥3,000、ユース(25歳以下)・学生¥2,500、高校生以下¥1,000、ペア¥5,500(前売のみ) *当日券は+500円。高校生以下は前売料金と同額。
■お問合せ/KYOTO EXPERIMENT事務局 TEL.075-213-5839(11:00〜19:00 日祝休[開催期間中は無休])



第20回となる今年も可児市にトッププレイヤーが集結!

可児市文化創造センター開館直前前年の2001年から続く、世界的ドラマー・森山威男が率いるジャズの祭典。昨年、コロナ禍で断念した第20回大会(カット)の開催に向け、今年出演する9人のメンバーのうち4人にお話を伺った。

待望の第20回の開催です。今年は9人のメンバーで熱い演奏が繰り広げられます。

森山:毎回、新しいことに挑戦するつもりで臨みます。失敗を恐れず、思いきって面白いことやりたい。メンバーに期待することは、いかに私を楽しませてくれるか(笑)。普段のトリオやクァルテットではできない分厚い音で、ダイナミックなことをやりたい。

佐藤:確かに9人って絶妙な人数です。もう少し大きい編成のビッグバンドには、台本通りの美しさや力強さみたいなものもありますが、台本通りに行かないのが森山さんの面白さ。

田中:自分は数年ぶりの参加なので、その間に培ったものを存分に発揮したい。まあ、あまり事前に準備しないで、その場のノリで“切った張った”しようかと思っています。

相川:森山さんは大学の先輩でもありますが、遠慮せずにぶつかって行きたい。

この場にいない、田中信正さん(ピアノ)、川嶋哲郎さん(テナーサクソフォン)、渡辺ファイアーさん(アルトサクソフォン)、水谷浩章さん(ベース)、類家心平さん(トランペット)についても皆さんからひとことお願いします。

森山:前回、田中(信正)くんにピアノ・ソロを任せたら最初は不安そうにしていたけど、本番では見事にノリノリで弾いてくれて素晴らしかった。

相川:前々回かな? 私の新曲をやらせていただいた時、テーマがアフリカの曲だったのですが、冒頭に(渡辺)ファイアーさんがアフリカの言葉を使った歌を入れてくれた。わざわざ調べてそこまでやってくれるなんて、本気で感動しました。

田中:川嶋(哲郎)くんもそんな風に本気で突き詰めて面白いことをやってくれる人。凄く尊敬しています。…普段は声のトーンが高くて、ステージでの渋いイメージとのギャップがおかしいのだけど(笑)

佐藤:ギャップといえば、類家(心平)くんも普段はあまり喋らなくて、しかも声が小さいので、トランペットを吹いている時とは別人みたいです。一方で水谷(浩章)さんは演奏中いつもニコニコ笑顔なのが印象的。

可児市の皆さんにとってはすっかり9月の恒例行事ですね。

森山:ハラハラドキドキ、時にはニヤリ、そしてたまには涙もホロリと、いろんなことが盛り沢山のステージです。可児市の皆さんはもちろん、遠くからでもいろんな方が足を運んで下さいますように。

田中:全力投球で皆さんと心を通わせたいと思っています。

佐藤:こんなご時世ですが、音楽の、そしてライヴの良さを実感できる瞬間をお届けしたい。イヤなことを忘れて一緒に大いに楽しみましょう。

相川:沢山の楽器を携えて参ります。最後に銅鑼を倒すくらいの勢いでハジケたい(笑)、どうかご期待下さい!

取材・文:東端哲也


9/18 SATURDAY
森山威男ジャズナイト 2021
チケット発売中
■会場/可児市文化創造センター ala 主劇場
■開演/18:30
■料金(税込)/全席指定¥5,000 18才以下¥2,500
■お問合せ/可児市文化創造センター・インフォメーション
TEL.0574-60-3050(9:00〜19:00 火曜休館)
*未就学児入場不可



国際的アーティスト、勅使川原三郎が舞踊化する芥川の世界

芥川龍之介の小説を題材に、愛知県芸術劇場芸術監督であり
国際的アーティストである勅使川原三郎が新作ダンスを発表する。
勅使川原三郎版「羅生門」には、彼の信頼あつい佐東利穂子に加えて
ハンブルク・バレエ団のスター、アレクサンドル・リアブコが参加。
将来的には海外公演も視野に入れるビッグ・プロジェクトだ。
公演に先駆ける7月にはリアブコが愛知入りし、3人そろって記者会見。
今回は、その様子をレポートします!

まずは、お一人ずつお言葉をいただけますか。

勅使川原三郎:リアブコさんが東京での滞在期間を経て合流し、今はリハーサルも順調。佐東を含め強力なダンサー3人を活かしたいですね。原作はほんの数ページの短編小説ですが、今の実感を生き生きと舞台上で表せる題材だと考えています。私は「羅生門」の中に、ある神話性を読み取りました。それは日本古来の神話、あるいは北欧やケルトの神話にも通じると感じています。神話というのは古い話というものではなく、時代時代で生き生きとした何かを捉えているもの。今こそ、逆説的にではなく本質的に、神話を捉えたい。

アレクサンドル・リアブコ:去年お話をいただいた時は「羅生門」について何も知らない状況で驚きました。また、これまでに勅使川原さんの作品を拝見する機会がなく、新しいことをやらなければいけない、困難を乗り越えていかなければいけないわけですが、この特別な経験をうれしく思っています。リハーサルでは「どう感じるか」を常に問われ、身体を強く意識する経験をしています。皮膚を感じ、皮膚の内側から外側へと意識が向かうような……。スカイプを利用したリハーサルから空間を共有したリハーサルへと移り、勅使川原さんの探求が興味深く、この先も楽しみです。

佐東利穂子:勅使川原さん、リアブコさん、お二人の言葉から、さらなる喜びを感じています。リアブコさんが私たちと面識がないにも関わらずオファーを引き受けてくださったことを、うれしいと同時に不思議にも思っていました。しかし、言葉を交わすうちに納得したんです。彼は本当に真摯な方で、話すことも聞くことも優れている。自然と私たちの中に信頼関係が生まれていきました。同じ空間にいて、彼の身体から感じられること、また彼が感じていること、感じようとしていることを、同じように感じ、交換できています。

勅使川原:リアブコさんは理解力が高く、私の意図を正しく受け止めています。自己表現ではなく、いま何が起きているかに反応できる。音もただ耳で聴くのではなく、感じて、身体がどう反応しているのかに意識を向けている。リアブコさんと佐東には共通するものを感じます。謙虚なのに、内面には強いものがある。また必要以上に自分を見せず、だからこそ見えてくるものがあることを知っている。そういった知性も同様ですね。



「羅生門」を題材に選んだ経緯は?

勅使川原:「羅生門」は平安時代の京都を舞台に、飢饉や殺りくなど、人間が生きていく上で困難な問題があふれている物語。神話として見れば、鬼が棲んでいます。死体が転がり、生きた人間と区別なく存在する悲惨な状況に足を踏み入れた下人ですが、自分まで身を落としたくはない。死と生の狭間のような非日常的な世界は、ある意味、今の私たちが共有できる状況と言えないでしょうか。時代を批判する意図ではなく、人間の本質がそこにあるのではないかと。だから、必ずしも醜いとは思えないんです。もしかしたら美しいことすら反映できるような、見えない何か大事なことが表されているのかもしれない。私には今、実感している危機があって、それを実感する強さがあれば、創作もできると考えます。誰かの陰に隠れることなく、一歩前に出て物申す。難しい状況は私にとっては面白いことですし、困難にこそ映し出せる現実があるのではないかとも思います。私にとってダンスとは希望。ダンスは動くことで視点を変え、一歩踏み出せるのです。

そういったお考えにコロナ禍の影響はありますか。

勅使川原:この着想はコロナ前のもの。鬼はそもそも、そこにいると思っていました。鬼とは人間を超えたものの象徴で、人間の心の中にある。ただ、人間は鬼を、人間を模した者として表しがちですね。この舞台では、鬼・下人・老婆を3人それぞれが表すかもしれません。私は「羅生門」をダンスで翻訳したいわけではありません。また、この物語の前と後の時間も強烈に感じます。そこに創作のヒントがあると思うので、多人称的に創りたいと考えています。創作には明確な素材や技術が必要ではあるものの、不確かなものを明らかにしていく行為にこそ力がある。私たちの身体は不確かな命だからこそ、名づけられなかったことに向き合う力もあると思うのです。

◎Photo/Naoshi Hatori
◎Interview&Text/小島祐未子


8/11 WEDNESDAY
勅使川原三郎版
「羅生門」

チケット発売中
■会場/愛知県芸術劇場大ホール
■開演/19:00
■料金(税込)/全席指定 S席¥7,000 A席¥5,000 B席¥3,000
※U25(25歳以下対象・要証明書)は各半額
■お問合せ/愛知県芸術劇場 TEL052-971-5609
※未就学児入場不可