HOME > TICKETPRESENT > 文学座「昭和虞美人草」チケットプレゼント&観劇レポート!

TICKETPRESENT

3/27(土)より岐阜県可児市の可児市文化創造センター alaで上演される、文学座公演「昭和虞美人草」。高度経済成長の絶頂から終焉に向かう時代背景を舞台に、ロックに魅了された若者たちが互いに影響し合い“大人”になっていく様を描く。売れないロック雑誌を編集する者、司法試験合格を目指して勉強を続ける者、商社に就職する者…、変わりゆく時代の中でそれぞれの事情を抱えながら、大人になるとは何か、生きるとは何かを問いかける、マキノノゾミの翻案、

今回は可児市での公演に先立って、東京・信濃町の文学座アトリエで上演されている同公演の観劇レポートと共に、可児公演のチケットプレゼントをいたします!


文学座公演《昭和虞美人草》のみどころ ◎report/東端哲也
「漱石『虞美人草』が1973年の若者の群像劇に、劇場にロックの名曲が鳴り響く!!」

明治の終わりに、維新を知らない世代を意識して書かれた夏目漱石の名作「虞美人草」を、戦後30年以上を経た高度経済成長末期の昭和48(1973)年に置き換え、時代のうねりの中で錯綜する若者たちの群像劇に翻案した、文学座の注目公演《昭和虞美人草》。舞台となるのは気鋭のロック雑誌『エピタフ』の編集部だが、その事務所は主宰者である甲野欽吾の父親、代議士・甲野大吾氏の屋敷の書斎であり、中庭に面したフランス式の大きな窓や正面の暖炉、壁一面の立派な書棚など、ステージ全体が古めかしくて落ち着いた洋室の雰囲気を醸し出しているのが印象的。だがそこに登場するのは長髪の男たちであり、宗近はベルボトムのジーンズ、甲野はジョン・レノンを真似た丸眼鏡をかけて、いかにも当時のヒッピー風の出で立ち。そんな彼らが熱い議論を闘わせるのが“音楽論”などではなく、むしろ“人生”をテーマにしているのが本作の見どころかもしれない。もちろん劇中にはビートルズの〈レイン〉(※シングル盤〈ペイパーバック・ライター〉のB面)を始め、キング・クリムゾンやディープ・パープル、そしてレッド・ツェッペリンの楽曲がオリジナルのまま、ここぞという場面に登場するのでお聴き逃しなく。特に第1幕のラストでミステリアスな“悪い女”藤尾が(小野を巡る恋のライバルである)小夜子と対峙した後、デヴィッド・ボウイの名盤『アラジン・セイン』(1973年)をステレオのターンテーブルにのせ、B面3曲目の〈夜をぶっとばせ〉(※ストーンズのカヴァー)を大音量で聴きながら踊り狂うシーンは必見! 二つの時代を越えて令和に響く“ロック”な生き様に、ぜひアーラの小劇場で出会って欲しい。


<公演情報>
3/27 SATURDAY~3/29 MONDAY【チケット発売中】
文学座公演「昭和虞美人草」

■会場/可児市文化創造センター・小劇場
■開演/3月27日(土)17:30 、28日(日)・29日(月)14:00
■料金(税込)/全席指定 一般¥4,000 18歳以下¥2,000
■お問合せ/可児市文化創造センター TEL0574-60-3311
※未就学児入場不可 ※座席を間引いて販売いたします。

<チケットプレゼント>
文学座公演「昭和虞美人草」に、抽選で各回3組6名様をご招待いたします!

2021年 3月
①27 日(土)17:30 開演
②28 日(日)14:00 開演
③29 日(月)14:00 開演

ご希望の方は住所・年齢・ご職業・ご連絡先と共に「文学座応募」とご希望の回を明記の上、当ホームページの「CONTACT」よりメールにてご応募ください。応募〆切は3/24(水)深夜24時メール到着分までです。当選者の方には別途ご連絡申し上げます。たくさんのご応募をお待ちしております!