HOME > MEGLOG【編集日記】 > <公演直前レポート!>グリーグ国際ピアノコンクールの覇者・髙木竜馬が奏でる至高のモーツァルト

MEGLOG


人気と実力を併せ持ったピアニスト髙木竜馬が、日本センチュリー交響楽団の新シーズン最初の定期演奏会にジャンプイン!

―― 日本センチュリー交響楽団の、シーズン最初の定期演奏会に代役としてご出演されます。

初めて共演させていただきます。コロナ禍では、外国人の奏者が来日出来ないケースも多く、僕自身何度か代役で演奏させて頂いています。京都ではあのゲルハルト・オピッツさんの代役の経験もありますし、あまり誰の代役と言うのは考えずに、選んで頂いたのであれば、持てる力を最大限に発揮して、演奏させて頂こうと思っています。海外では代役の事をジャンプインと言います。新しい出会いを楽しむくらいの気持ちで、ジャンプインしていこうと思っています。

―― 指揮は、日本センチュリー交響楽団のミュージックアドバイザー秋山和慶さんです。

秋山先生と共演させていただけるということで、とても光栄です。秋山先生は若い演奏家とも数多く共演をされておられますので、ご一緒させていただけることを心より楽しみにしております。日本センチュリ一の事は周囲の先輩方からも聞いていて、ずっと憧れていたオーケストラです。今回、日本センチュリーから 代役の話しが来たと聞いて、飛び上がって喜びました。


日本センチュリー交響楽団 (c)Masaharu Eguchi

―― 曲はモーツァルトのピアノ協奏曲第9番『ジュノム』です。

『ジュノム』を弾くのも初めてで、今回は何から何まで初めて尽くしです。初期の曲にもかかわらず、後期の曲に通じるしっかりとした構成の曲ですね。モーツァルトならではの可憐で優雅なパッセージも魅力的ですが、作曲当時、ザルツブルクからマンハイムに生活環境を変えて、新たな生活を始めようというモーツァルトの野心も感じる曲です。ジャンプインに相応しい曲だと思います(笑)。

―― 髙木さんと言えば「ピアノの森」の雨宮修平のピアノを弾かれていたことが話題になりました。放送が終わった後も、「ピアノの森」のコンサートツアーは全国を廻り、軒並みソールドアウトの人気だとか。雨宮修平と髙木さんのピアノ演奏は違うものですか。

TVアニメの吹き替えで演奏した時は、台本がちゃんと有って、感情に揺れ動く演奏なんかも要求されるので、完全に雨宮修平に成り切って弾きます。コンサートツアーでは、本来の自分に近いと思います。思い切った曲の解釈を試してみたり、本来の自分とは違うアプローチで攻めていますが、完全に別人になる事は出来ません(笑)。ショパンの名曲を弾いているので、リスペクトした素直な気持ちを前面に出した演奏を心掛けています。

―― 音楽の道で生きて行こうと思われたのはいつですか。

生まれた瞬間からそれが運命づけられていたように思います。母親はピアノの講師をしていましたし、父親はアマチュアですがヴァイオリンを弾いていました。家にはクラシックの楽譜やCDが溢れ、ピアノも複数台ありました。そんな環境だったこともあり、音楽以外の道は選択肢になかったです。今、ピアニストとして音楽の事をずっと考えていられることが、この上なく幸せです。



―― この春から京都市立芸術大学のピアノ専攻講師に就任されました。

教えることは、自分の経験を言語化するということで、自分自身の成長にも大きく繋がります。演奏活動や自分の練習も一生懸命に続けながら、私が今まで学んだことや経験したことを、生徒の皆様にお伝え出来るように、指導者としての責任をもって精一杯頑張りたいです。

―― 最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。

憧れの日本センチュリー交響楽団の、大切なシーズン最初の定期演奏会で演奏させていただきます。しかも秋山先生の指揮で、ザ・シンフォニーホールのステージです。大変栄誉なことですが、その緊張感を力に変えて、皆さまに喜んで頂けるように頑張って演奏致します。お聴き頂けますと嬉しいです。皆様のご来場をお待ちしています。

◎Interview&Text/磯島浩彰

日本センチュリー交響楽団 第272回定期演奏会
指揮 秋山和慶
ピアノ 髙木竜馬 
管弦楽 日本センチュリー交響楽団


■会場/ザ・シンフォニーホール
■日時/4月20日(木) 19:00 開演

・モーツァルト
ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調 K.271「ジュノム」
・ベートーヴェン(近衛秀麿 編曲)
交響曲 第3番 変ホ長調 作品55「英雄」

A席6,500円 B席5,000円 C席3,500円 ※D席完売
※未就学児のご入場はご遠慮ください。
※やむを得ない事情により、出演者、曲目等に変更が生じる場合がございます。
予めご了承くださいませ。

ご予約・お問合せ:センチュリー・チケットサービス 
06-6848-3311(平日10:00~18:00)
https://www.century-orchestra.jp/ticket

主催:公益財団法人 日本センチュリー交響楽団
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(創造団体支援))
   独立行政法人日本芸術文化振興会
   公益財団法人 朝日新聞文化財団