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豪州出身、語学など様々な分野に長けた才媛として知られ、A.ボチェッリやD.フォスターも認めた圧倒的な歌唱力で現代を代表するアーティストとして活躍中。そんな彼女が「シネマ・ミュージック」と共に東海市芸術劇場に登場!

昨年10月発売のアルバム『シネマ・ミュージック』が好評で、同名のコンサート・ツアーを各地で展開。今年3月に東京・オペラシティで行われた同公演を収録した初の映像商品(DVD/Blu-ray)もまもなく発売されますね。

自分でプロデュースした公演なので、たくさんの人に観ていただけるのが本当に嬉しい。選曲はもちろんのこと、背後に投影する映像からコスチュームまで、トータルで演出を考えてストーリーを作り上げるのは映画製作に似ている。もともと映画監督になりたいという夢もあるので、作業は楽しかったです。いつか映画を撮る夢も叶えたい!


名画のヒロインたちを音楽で演じ切る、まさに「歌う女優」を彷彿とさせるステージでした。今回のコンサートもこの映像商品と同じプログラムですか?

重なる部分もあります。例えばオープニングは定番で映画《ロミオとジュリエット》のバルコニー・シーンの再現。それをイメージした映像を先ず流して、皆さんにロミオになっていただいて、私はジュリエットとして〈A Time For Us ~永遠(とわ)の愛〉の歌と共に高いところから登場します。他にもボンド・ガールになったり、〈ムーン・リヴァー〉は《ティファニーで朝食を》でヘプバーンが演じたホリーになってギターの弾き語りをしたり。歌唱だけでなくヴァイオリンで演奏する〈ポル・ウナ・カベサ〉も《セント・オブ・ウーマン/夢の香り》を思わせるパフォーマンスを披露します。

ミュージカル《レ・ミゼラブル》でエポニーヌによって歌われる〈オン・マイ・オウン〉はCDで聴いても舞台が目に浮かぶようでした。

主役よりもエポニーヌのような個性的な役柄に惹かれます。そういえば子どもの頃、みんなでごっこ遊びをした時も、女の子たちはみんなお姫様役をやりたがったけれど、私は魔法使いとか、男の子たちと一緒にプリンセスを捕らえるような役がやりたかった(笑)。ミュージカルは主人公以外にも名曲が与えられて、スポットライトを浴びることができるので大好きです。

ステージではサラさんのコスチューム・プレイもお楽しみですね。

《ラ・ラ・ランド》のメドレーでは、男装してライアン・ゴズリングが演じたピアニストに…ちょっぴりチャップリンも意識しています。また、今回のDVD/Blu-ray『シネマ・ミュージック with サラ・オレイン』のジャケット写真にも使用されているメーテルも好評を頂いております(笑)。映画《さよなら銀河鉄道999 ~アンドロメダ終着駅~》を再現したようなステージも披露しますのでどうかご期待下さい!

映像商品にはない新曲もありますか?

はい、アレンジを変えた曲もあります。例えば〈虹の彼方に〉は《オズの魔法使》のジュリー・ガーランド風ではなく(ハワイの伝説的なシンガー、イズリアル・カマカヴィヴォオレが歌った)ハワイアン・ヴァージョンに…そのためにウクレレも練習しました。ハリウッド超大作から欧州映画、日本のアニメまで、新しいものから往年の名画まで、様々な映画音楽を取り揃えています。昨年の名古屋公演に来ていただいた方にも、きっと楽しんでいただける内容だと思います。いろんなサプライズをご用意してコンサート会場でお待ちしています!

取材・文:東端哲也 撮影/中野建太


9/24 MONDAY・HOLIDAY
「シネマ・ミュージック with サラ・オレイン」
■会場/東海市芸術劇場 大ホール
■開演/15:00
■料金/SS¥8,500 S¥7,500 A¥6,500
■お問合せ/中京テレビ事業TEL.052-588-4477(平日10:00〜17:00)