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「アンナ・ヴィニツカヤ」Web 限定インタビュー
取材日:2018.05.31

スロヴァキア・フィルが三重県初登場。2007年エリザベート王妃国際音楽コンクールでの優勝以来、活躍めざましいロシアの美しきピアニスト、アンナ・ヴィニツカヤをゲストに迎えて、オール・チャイコフスキー・プログラムをお届け。

これまでに何度も来日されていますね。

毎回とても楽しみにしています。日本にいる時間は、私にとってとても幸せな時間です。やはり日本食が素晴らしい(笑)。料理の伝統、素材の良さ、それらが生み出すクオリティの高さに驚かされます。それに日本の皆さんはフレンドリーでとても礼儀正しい。そして何より、音楽家への深い敬意を示してくれるクラシックの聴衆が大好きです。

今回演奏される、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番はあまりに有名な名曲です。

私も、もう随分長くこの曲を弾いていますが、ただ派手に弾くのではなく、この作品が持っているしなやかさや感情の奔流のようなものを表現したいといつも思っています。


しかも今回はオール・チャイコフスキー・プログラムです。

ロシア人にとってのチャイコフスキーの存在は、ドイツ人にとってのブラームスと似ているのではないでしょうか。私の演奏するコンチェルトだけではなく、交響曲第6番「悲愴」も皆さんに聴いて頂けることをとても嬉しく思います。

三重県文化会館のステージは初めてですね。

はい。それにスロヴァキア・フィルや指揮者のダニエル・ライスキンさんとの共演も今回が初めてなので私自身も楽しみにしています。たくさんの方に足を運んで頂けたら嬉しいです。

今後の予定で、今から特に楽しみにしていることを教えて下さい。

家族と過ごす夏休みも待ち遠しいのですが(笑)、先日録音を終えたばかりのバッハの協奏曲集のリリースが楽しみです。恐らく来年の始め頃にはお届けできると思います。

いつか叶えたい、実現できたらいいなと思っている夢は?

もっといろんな国の言葉を話せるようになりたいです。特に、もう少し英語を勉強しなくては…もちろん日本語も!

取材・文:東端哲也


6/21 THURSDAY
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団
チケット発売中
■会場/三重県文化会館 大ホール
■開演/18:30
■料金(税込)/全席指定 S¥8,000 A¥6,500 B¥5,000 C¥3,000(完売) ※学生(25才未満)全席20%割引
■お問い合せ/三重県文化会館チケットカウンターTEL.059-233-1122
※未就学児入場不可 ※学生チケットは要証明書