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NEMOのGood Music A to Z

VOL.23

人生の85%はいやらしいことを考えてきた。と、みうらじゅん風に始めてみましたが、みなさんいかがお過ごし?ほんとに男は、いや俺は、しょーもない奴で、可愛い子とすれ違うと顔から胸から足までぜんぶナメまわすように見てしまうし、真剣な話をしていても、なんならトラブっている時でも相手が女性なら「もし付き合うなら…」なんて一回妄想をしてしまう。タイガーウッズの病名を知った時に「あ、これ病気なんだ、しょうがないんだ」なんて安心してしまったくらい、もう頭の中のエロがデフォルトになっているので、最近では自分がエロいことにさえ自覚が無い。非常に危険な状態でございまして。いや、でももし同じ感覚だ!なんて思っていたら、君は気をつけなきゃいかんよ。男が気付いてないだけで、女性からしたらドン引きっていうのが結構あるらしい。例えば俺はよく電車の移動中に「ゲンダイ」という小さいサイズだから読みやすい新聞を読んでいるのだが、必ず風俗情報やエロ漫画のページがある。あれを普通にエロい気持ちでもなんでもなく、「東京WALKER」でも読むかのように、ただ「情報」としてさらっと読み流しているのだが、女性にとっては、そこを読んでる「おっさん」に非常に嫌悪感を抱いているらしい。後輩の女性スタッフと一緒に電車移動するときがあって、いつも通り読んでいたら、「ちょっと!マジサイテーなんですけど」と怒られた。ちょうどそのとき新聞の裏側に立っていた後輩にエロページがさらされていたらしい。俺はもっとエロいページが裏側にくるように見せてやったら、マジで嫌われた。あと打ち合わせ中に鼻をほじっていたら、マジ怒られた。あ、これは違うか(笑)。ま、とにかく、そんなこんなだからモテないのだ、と最近ようやく自覚してきたので、普段からエロくならないように気をつけようと思う。がんばろうと思う。なるべくしないようにしようと思う。そんなわけで、俺と同じく、がんばって「君と食事したいだけだよ。エッチなんかしたくないよ」と大人のフリをしている君に捧げよう。今日はこの一枚。

「WhoIsThisBitchAnyway」MarlenaShaw1974年作品
Amazon音楽ランキング12658位

マリーナ・ショウというアメリカの女性ジャズ・ブルース・ソウルシンガーです。1942年生まれ。このアルバムは非常に良いアルバムで、名盤ですね。自分が大学生の頃、90年代のちょうどFreeSoulの名盤発掘ブームのような時期に出逢って、しびれましたね。もう1曲目の「StreetWalking’Woman」からやられました。テンポチェンジの意外さ、そして心地よさっていうのに衝撃を受けました。あと全体的にとってもエロいんですよサウンドが。参加ミュージシャンが全員一流でヤバいです。ドラムはハービー・メイスン、ベースがチャック・レイニー、ギターがラリー・カールトンと俺の大好きなデイビッド・T・ウォーカー。だからエロいのか!と納得。こういうサウンド、最近少し流行りつつあるかもしれないので要チェック!大人のエロを知るにはこれですな!というわけで今回は「O.(おまえ)がE.(エロい目)でこっちを見てるのはS.(最初から)わかってんだよ、このH.(変態オヤジ!)」的ミュージックでした!