ちゃりんこ（自転車）に乗っていて、後ろ姿の可愛い女子を見つけると、通り過ぎたときに振り向いて顔を確認してしまいます。最近は後ろ姿でだいたい予測がつくようになったので、振り向く率が下がってきました。ボーカル＆ギターのネモです。皆さんいかがお過ごし？さて、自分は足がとても疲れやすく、ちょくちょくマッサージに行きます。普段座っている事が多いので、ちょっと歩くとふくらはぎがパンパンになるんです。それで、最近通っているマッサージ店があって、いや、普通のマッサージ店ですけど、そこはほとんど男性なんですが、1人だけ女性のマッサージ師がいて、自分の担当をしてくれてるんです。2度、３度通ううちに、ある想いが沸いてきました。「あれ…、俺はもうこの子と通じ合っているんじゃないか？」体中を触られているという安心感。全てを知ってもらっているかのような感覚。優しいタッチ。これはもう恋を通り越して愛なのかも…、俺たちは付き合っていて、言葉もいらない域に達している。そんな想いに酔いしれていると、「ピピピピ…」とタイマーの音。「はい、お疲れ様でした」と業務的にさばかれあっけなく終了。まったく恋でも愛でもないのでした。そんな勘違い末期症状の男に捧ぐ1曲はこちら。

「DEVIL MAY CARE」BOB DOROUGH 1956年作品
Amazon音楽ランキング104650位

ちょっとマニアックなところにいきましたが、とっても良いアルバムです。この人はボブ・ドロウといって、1923年生まれ。ピアノ弾きながら歌うアメリカのJAZZボーカリストです。15年ほど前でしょうか、アナログ好きの若者に見直された時期が有りまして、自分もその頃に知って買いました。つい先月も来日してたみたいです。コメディアンのように、ユーモアのある歌い方で、まるで紙が空中をヒラヒラ舞うような歌い方をします。軽快で、なおかつ力が抜けていて、それがなんともオシャレなんです。でも失礼ですが、この人モテる感じではない。どちらかと言うと３枚目。こんな人の音楽が、よし！今日もステキな出会いを求めて出かけるぞ！とダメ元で我が道を行く妄想男子を後押ししてくれそうです。彼は今93歳。長生きの秘訣がここにある気がします。というわけで今回は「D.（誰も）K.（傷つけない）M.（妄想なら）S.（幸せそのもの！）」的ミュージックでした！